映画 えんとつ町のプペル (2020) ネタバレあらすじ紹介

作品情報

キャスト

映画 えんとつ町のプペルのあらすじ紹介

【起】映画 えんとつ町のプペル

煙に覆われた「えんとつ町」が舞台です。
人々は空を知らず、星の存在を信じる者は異端者扱いされます。
主人公のルビッチは、行方不明の父ブルーノから聞いた「星」の存在を信じ続ける少年です。
ハロウィンの夜、ゴミから生まれたゴミ人間プペルがルビッチの前に現れます。
プペルは心優しいですが、町の人々からは気味悪がられ、ルビッチはプペルを匿い、二人の間には友情が芽生えていきます。
ルビッチは父が残した「ホシノウタ」の絵本を宝物にしており、プペルと共に星を探すという夢を密かに抱いています。
しかし、町を支配する異端審問官は星の存在を固く禁じており、ルビッチの行動は常に監視されていました。
町の閉塞感と、ルビッチの純粋な夢との対比が鮮やかに描かれます。

【承】映画 えんとつ町のプペル

ルビッチとプペルは、父ブルーノが隠したとされる船を探し始めます。
船があれば煙の上に出て星を見ることができると信じているからです。
二人は町中を捜索し、様々な困難に直面します。
その過程で、かつてブルーノの友人だったスコップと出会い、彼から協力を得ることになります。
しかし、異端審問官の追及は厳しくなり、プペルの存在が町中に知れ渡ってしまいます。
町の人々はプペルを異物として排斥しようとし、ルビッチは孤立を深めていきます。
それでもルビッチはプペルを信じ、守り抜こうとします。
この部分は、社会の同調圧力や異質なものを排除しようとする人間の心理を鋭く描き出しており、二人の絆の強さが試される重要な局面です。
父ブルーノがなぜ星を追い求めたのか、その謎も少しずつ明らかになっていきます。

【転】映画 えんとつ町のプペル

異端審問官のダンによって、プペルは捕らえられ、スクラップ工場で処分されそうになります。
絶体絶命の状況で、ルビッチは町の人々に向かって、星を見ることの素晴らしさ、そして信じることの大切さを必死に訴えます。
その熱い想いは、これまで彼を異端視していた人々の心を少しずつ動かしていきます。
実は、異端審問官のトップであるレター15世は、かつてブルーノと共に星を目指した仲間であり、ある悲劇的な事故が原因で町の安全のために空を隠していたという衝撃の事実が明かされます。
そして、プペルの正体は、ルビッチの父ブルーノが星に願いを込めて作った存在であり、その心臓部にはブルーノが隠した船の羅針盤が埋め込まれていたのです。
この真実が明らかになり、物語はクライマックスに向けて一気に加速します。

【結】映画 えんとつ町のプペル

ルビッチの言葉に心を動かされたスコップや町の人々の協力のもと、ついにブルーノが作った船が煙突の内部から発見されます。
プペル自身の体を部品として使い、船は修理され、打ち上げる準備が整います。
レター15世も過去の過ちを認め、ルビッチたちを見送ることを決意します。
ルビッチはプペルと共に船に乗り込み、黒い煙を突き抜けて空へと飛び立ちます。
そして、ついに二人の目の前に広がるのは、満天の星空でした。
父が語り続けた美しい世界が実在したことを確認したルビッチ。
物語は、信じ抜く勇気があれば未来は変えられるという希望に満ちたメッセージと共に幕を閉じます。
プペルは役目を終え、光となって消えていきますが、その存在はルビッチと町の人々の心に永遠に刻まれることになりました。
えんとつ町は、これを機に空を見上げることを取り戻し、新たな時代へと歩み出すのです。

映画 えんとつ町のプペルの感想

この映画は、「信じ抜く勇気」と「見えないものを見る力」という普遍的なテーマを、圧倒的な映像美で描き切った傑作です。
夢を語れば笑われ、行動すれば叩かれる現代社会への痛烈な風刺でありながら、それでも希望を捨てずに前に進むことの尊さを力強く訴えかけてきます。
特に、細部まで緻密に描き込まれたえんとつ町のビジュアルと、壮大なオーケストラ音楽が織りなす演出は圧巻の一言です。
主人公ルビッチを演じた芦田愛菜さんの純粋さと芯の強さを感じさせる声の演技、そして窪田正孝さんが演じるプペルの無垢で心優しいキャラクターが見事にハマっていました。
最も印象に残ったのは、クライマックスでルビッチが町の人々に「あの煙の向こう側を誰か見たのかよ!」と叫ぶシーンです。
常識や空気に流されず、自分の目で真実を確かめようとする強い意志に胸を打たれました。
鑑賞後は、閉塞感からの解放と、明日への活力が湧いてくるような、温かくも力強い感動に包まれました。

映画 えんとつ町のプペルのおすすめ理由

圧倒的なビジュアルと音楽が織りなす世界観への没入感が非常に高い点をまず評価しました。
また、「信じること」という普遍的なテーマが、子供から大人まで幅広い層の心に響く力強いメッセージとなっており、単なるファンタジーアニメに留まらない深みを感じさせます。
脚本は王道でありながら、現代社会が抱える問題ともリンクしており、観る者に多くの示唆を与えてくれます。
声優陣の演技も素晴らしく、特に芦田愛菜さんの熱演が物語に強い説得力をもたらしている点も高評価の理由です。

映画 えんとつ町のプペルのその他情報

第44回日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞受賞。
Filmarksの初日満足度ランキングで第1位を獲得するなど、公開当初から観客の高い評価を得ました。
また、アヌシー国際アニメーション映画祭の長編部門コンペティションに選出されるなど、海外でも評価されています。
原作絵本のファン層を中心に支持を集め、口コミで観客動員数を伸ばした作品です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました