作品情報
キャスト
エクスペンダブルズ ニューブラッドのあらすじ紹介
【起】エクスペンダブルズ ニューブラッド
謎のテロリスト、オセロットに雇われた武器商人スアルト・ラフマトが、リビアの化学工場から核爆弾の起爆装置を強奪します。
CIAのマーシュは、バーニー・ロス率いる傭兵軍団エクスペンダブルズにその奪還を依頼します。
チームには、バーニーの恋人であるCIAエージェントのジーナや、ラッパーの50セントが演じるイージー・デイなどの新メンバーが加わります。
リビアでの作戦中、チームはラフマトの圧倒的な戦力の前に苦戦を強いられます。
リー・クリスマスが仲間を救うために命令を無視した結果、対空砲が破壊できず、バーニーが操縦する飛行機が撃墜されてしまいます。
現場からは焼け焦げたバーニーの指輪だけが回収され、彼の死が宣告され、チームは深い悲しみに包まれるのでした。
【承】エクスペンダブルズ ニューブラッド
リーダーであるバーニーを失ったことで、エクスペンダブルズは今回の任務から外されることになります。
クリスマスはバーニーの死の原因が自分にあると自責の念に駆られ、チームを離脱。
独自に復讐を誓います。
一方、バーニーの後任としてジーナが新たなリーダーとなり、ニューブラッドとしてチームを再編成します。
マーシュの指揮のもと、新生エクスペンダブルズはラフマトが潜伏する貨物船「ヤンツェ」への潜入作戦を開始します。
ラフマトの目的は、第三次世界大戦を誘発させるため、ロシアの海域で核爆弾を爆発させることでした。
クリスマスはチームの追跡装置を密かにメンバーのブーツに仕掛け、単独で貨物船へと向かい、復讐の機会をうかがうのでした。
【転】エクスペンダブルズ ニューブラッド
貨物船に単独で潜入したクリスマスは、次々とラフマトの部下を倒していきますが、インドネシアの格闘術シラットの達人であるラフマト本人との一騎打ちに敗れ、捕らえられてしまいます。
ほぼ時を同じくして船に潜入したジーナ率いる新生エクスペンダブルズも、ラフマトの巧妙な罠にはまり、全員が捕虜となってしまいます。
船はロシア領海へと進み、核爆発まで残りわずかという絶体絶命の状況に陥ります。
万策尽きたかと思われたその時、突如として一機の戦闘ヘリコプターが現れ、船の対空砲を破壊し始めます。
そのヘリを操縦していたのは、死んだはずのバーニー・ロス本人でした。
彼は自らの死を偽装し、一連の事件の黒幕であるオセロットを炙り出すために、密かに行動していたのです。
【結】エクスペンダブルズ ニューブラッド
バーニーの劇的な帰還によって、エクスペンダブルズは一気に形勢を逆転させます。
バーニーがヘリで陽動を行う隙に、クリスマスは拘束を解き、ジーナや他のメンバーを解放します。
再び団結したチームは、船内で最後の決戦に挑みます。
クリスマスは、アジアのアクションスター、トニー・ジャーとイコ・ウワイスが演じる敵幹部たちと壮絶な格闘を繰り広げ、これを撃破。
そしてついに宿敵ラフマトを追い詰めます。
バーニーが操縦するヘリから放たれたミサイルが貨物船に直撃し、ラフマトは船ごと爆死、核爆弾の脅威は完全に阻止されました。
任務完了後、バーニーは今回の黒幕が、かつて自分たちが追い詰めた武器商人であるオセロットであったことを明かし、物語は幕を閉じます。
いつものバーでクリスマスと祝杯をあげるバーニーの姿は、シリーズの健在ぶりを示していました。
エクスペンダブルズ ニューブラッドの感想
本作は「ニューブラッド」と銘打ち、世代交代をテーマに掲げながらも、結局は旧世代の象徴であるバーニー・ロスが全てを解決するという、シリーズへの原点回帰的な物語でした。
この展開はファンサービスであると同時に、新メンバーの魅力不足とシリーズのマンネリを露呈させたとも言え、複雑な感情を抱かせます。
スコット・ウォー監督によるアクション演出、特にジェイソン・ステイサムとイコ・ウワイスの格闘シーンには見るべきものがありましたが、全体的にCGの質が低く、特に爆発シーンのチープさは残念でした。
脚本もバーニーの偽装死という展開にやや強引さを感じます。
最も印象に残ったのは、やはり死んだはずのバーニーがヘリで登場し「全員クビだ!」と無線で叫ぶシーンで、シリーズファンとしてのカタルシスを感じました。
しかし全体としては、往年のスターが集うお祭り感が薄れ、スケールダウンしたB級アクション映画に落ち着いてしまったという寂しさが残りました。
エクスペンダブルズ ニューブラッドのおすすめ理由
シリーズの魅力であった豪華キャストによる「同窓会」的なお祭り感が大幅に薄れた点が最大の減点理由です。
主役であるはずのシルベスター・スタローンの出番が序盤と終盤に限定されており、物語の中核を担うジェイソン・ステイサムのアクションだけでは、過去作のような満足感は得られませんでした。
また、「ニューブラッド」として投入された新メンバーのキャラクター描写が浅く、彼らに感情移入することが難しいです。
さらに、シリーズの売りであった派手な実写爆破シーンなどが影を潜め、全体的に低品質なCGが多用されている点も、作品のスケール感を著しく損なっています。
イコ・ウワイスやトニー・ジャーといった本物のアクション俳優を起用しながら、彼らの見せ場が限定的だったことも含め、シリーズファンとしては物足りなさを感じざるを得ず、この評価に至りました。
エクスペンダブルズ ニューブラッドのその他情報
批評家からの評価は極めて厳しく、特に第44回ゴールデンラズベリー賞では、ミーガン・フォックスが最低助演女優賞、シルベスター・スタローンが最低助演男優賞を受賞するという不名誉な結果に終わりました。
映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」でも批評家・観客ともにシリーズ最低のスコアを記録しています。
興行的にもシリーズ4作の中で最も低い収益となり、商業的にも成功したとは言えません。
観客やファンからは、主に世代交代の失敗、魅力の薄い新キャスト、質の低いCGエフェクト、そしてスタローンの出番の少なさに対して多くの批判的な意見が寄せられています。


コメント