ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 (2021) ネタバレあらすじ紹介

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ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結のあらすじ紹介

【起】ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結

アマンダ・ウォラー率いる政府組織A.R.G.U.S.は、減刑と引き換えに危険な任務を課す特殊部隊「タスクフォースX」を再編成します。
今回の任務は、クーデターが起きた南米の島国コルト・マルテーゼに潜入し、ナチス時代の研究所ヨトゥンヘイムに保管されている極秘プロジェクト「スターフィッシュ」を破壊することです。
ブラッドスポートをリーダーに、ハーレイ・クイン、ピースメイカー、キング・シャーク、ポルカドットマン、ラットキャッチャー2といった極悪党たちが集められます。
しかし、作戦開始早々、サヴァントやキャプテン・ブーメランらが所属する陽動部隊は待ち伏せに遭い、ほぼ全滅。
生き残ったリック・フラッグとハーレイ・クインは捕らえられ、ブラッドスポート率いる本隊だけが島への潜入に成功するのでした。
この序盤の大量死は、観客に本作が容赦ない作品であることを強烈に印象付けます。

【承】ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結

ブラッドスポート率いる本隊は、現地で反政府ゲリラと合流し、捕らえられたリック・フラッグの救出に向かいます。
一方、ハーレイ・クインはコルト・マルテーゼの新政府に賓客として迎えられていましたが、独裁者の思想に反発し彼を殺害、再び囚われの身となります。
ブラッドスポートたちは、研究所の主任科学者であるシンカーを捕らえ、彼をガイドにヨトゥンヘイムへと向かいます。
道中、個性豊かなメンバーたちは衝突を繰り返しながらも、徐々に奇妙な絆を育んでいきます。
特に、ネズミを操る心優しいラットキャッチャー2と、人語を話すサメのキング・シャーク、そして父親コンプレックスを持つブラッドスポートの関係性は、物語に温かみを与えます。
彼らはハーレイを救出し、ついに目的地であるヨトゥンヘイムに到着するのでした。

【転】ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結

ヨトゥンヘイムの内部で、一行は「スターフィッシュ」計画の恐るべき実態を目の当たりにします。
それは、宇宙から来た巨大なヒトデ型の怪獣「スターロ」を利用した非人道的な人体実験でした。
シンカーは、長年にわたりコルト・マルテーゼの反政府主義者たちをスターロの餌食にしてきたのです。
さらに衝撃的な事実として、この計画にはアメリカ政府が深く関与していたことが発覚します。
アメリカの関与を隠蔽するため、ウォラーはピースメイカーに「何としても証拠を消せ」という密命を下していました。
正義感の強いリック・フラッグは、この事実を世界に公表しようとしますが、アメリカの平和のためならどんな犠牲も厭わないピースメイカーと対立し、激しい戦いの末に殺されてしまいます。
この裏切りは、チーム内に決定的な亀裂を生じさせました。

【結】ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結

研究所の爆破により解放されたスターロは、街で大暴れを始め、人々を小型の分身で操り始めます。
ウォラーは任務完了を宣言し、チームに撤退を命令しますが、ブラッドスポートは罪のない人々を見捨てることができず、命令に背いてスターロと戦うことを決意します。
ハーレイ、キング・シャーク、ポルカドットマン、そしてラットキャッチャー2も彼に続きます。
ウォラーは彼らの頭に埋め込まれた爆弾を起動しようとしますが、部下たちの反逆に遭い阻止されます。
チームは一致団結し、それぞれの能力を駆使して巨大なスターロに立ち向かいます。
最終的に、ラットキャッチャー2が操る無数のネズミがスターロの体内を食い破り、ハーレイが槍でその巨大な眼球を貫くことで、怪獣は倒されます。
ブラッドスポートは、アメリカ政府の関与を示すデータと引き換えに、自分と仲間たちの自由をウォラーに認めさせ、生き残ったメンバーはヘリで島を去るのでした。
エンドクレジットでは、死んだと思われていたウィーゼルが生きていること、そして重傷を負ったピースメイカーが回収され、新たな任務に就くことが示唆されます。

ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結の感想

「使い捨て」の駒であるはずの悪党たちが、自らの意志で真の英雄的行為を選択する姿を通して、社会から疎外された者たちの尊厳と、歪んだ正義への反抗という力強いメッセージを感じました。
ジェームズ・ガン監督特有のブラックユーモアと過激なゴア描写、そして70年代ロックを中心とした最高の選曲センスが融合し、唯一無二のエンターテインメントに昇華されています。
特に、ハーレイ・クインの脱出シーンにおける、血しぶきが花びらに変わる幻想的な映像表現は圧巻でした。
イドリス・エルバの厭世的なブラッドスポート、ジョン・シナの狂信的なピースメイカー、そしてダニエル・メルキオールの純粋さが光るラットキャッチャー2など、全キャストがキャラクターに完璧にハマっていました。
最も印象的だったのは、ラットキャッチャー2がスターロを倒すクライマックスです。
父親の「ネズミは最も卑しい生き物。
でも、目的があれば、どんなに小さな者でも世界を救える」という言葉を胸に、最も小さな存在が巨大な脅威を打ち破るカタルシスは格別でした。
序盤の大量虐殺に笑い、中盤の絆に心温まり、終盤の裏切りと壮絶な戦いに手に汗握り、最後には予想外の感動を覚えるという、感情のジェットコースターを体験しました。

ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結のおすすめ理由

ジェームズ・ガン監督の作家性が爆発した傑作であり、R指定ならではの過激なバイオレンスと下品なジョークに満ち溢れていますが、その核にはしっかりと感動的な人間ドラマが描かれています。
個性豊かなキャラクターたちが織りなす化学反応、予測不能なストーリー展開、そしてスタイリッシュな映像と音楽の融合は、他のスーパーヒーロー映画とは一線を画す魅力を持っています。
使い捨ての駒たちが自らの意志で立ち上がる姿は、観る者に強烈なカタルシスと感動を与えます。
一部の観客には過激すぎると感じられるかもしれませんが、エンターテイメントとしての完成度は極めて高く、この評価としました。

ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結のその他情報

本作は批評家から絶賛され、特にジェームズ・ガンの脚本と監督、アクションシーン、ユーモア、キャラクターの魅力が高く評価されました。
Rotten Tomatoesでは批評家から90%という高い支持率を獲得し、「DCEUで最も面白く、最も暴力的な作品の一つ」と評されています。
興行収入はコロナ禍の影響で伸び悩んだものの、配信サービスHBO Maxでは大きな成功を収めました。
また、本作のスピンオフとして、ジョン・シナ演じるピースメイカーを主人公にしたドラマシリーズ『ピースメイカー』が製作され、こちらも高い評価を得ています。

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