作品情報
- イコライザー
- 製作年:2014
- 洋画
- 製作年:2014
- 上映時間:132分
- カテゴリ:アクション, スリラー, クライム
- 監督:アントワーン・フークア
キャスト
イコライザーのあらすじ紹介
【起】イコライザー
主人公ロバート・マッコールはホームセンターで真面目に働く元CIAの凄腕工作員です。
彼は妻の死をきっかけに過去を捨て、静かな生活を送っていました。
夜は不眠症のため近所のダイナーで読書をするのが日課で、そこで彼はアリーナと名乗る若い娼婦と出会います。
彼女はテリーという名前で、歌手になる夢を持っていますが、ロシアンマフィアに支配され、過酷な日々を送っていました。
マッコールは彼女の境遇に同情し、静かに彼女を見守ります。
ある夜、テリーが客に暴力を振るわれ、マフィアにひどく殴られて入院したことを知ります。
マッコールは彼女の痛ましい姿を見て、これまで抑えてきた正義感を呼び覚まされ、自分の過去のスキルを行使する決意を固めるのでした。
【承】イコライザー
マッコールはテリーを支配するロシアンマフィアのボス、スラヴィのもとへ向かいます。
彼はテリーを自由にするための金として9800ドルを提示しますが、スラヴィたちはそれを嘲笑し、申し出を拒否します。
その瞬間、マッコールの表情は一変し、彼は驚異的な観察力と戦闘能力を発揮します。
彼はわずか19秒で、部屋にいたマフィア5人を身の回りにあるものだけを使って皆殺しにしてしまいます。
この事件は単なるチンピラの殺害事件では終わりませんでした。
殺されたマフィアは、モスクワを拠点とする巨大犯罪組織の東海岸における重要な拠点であり、この出来事は組織のボスであるウラジミール・プーシキンの耳に入ります。
プーシキンは事件の真相を解明し、犯人を始末するために、冷酷非情なフィクサーであるテディ・レンセンをボストンに送り込むことを決定します。
【転】イコライザー
テディは卓越した捜査能力で、すぐにマッコールの存在を突き止めます。
彼はマッコールがただの素人ではないこと、元政府の工作員であることを見抜きます。
テディはマッコールの働くホームセンターを訪れ、彼に直接接触し、心理的な揺さぶりをかけます。
しかし、マッコールは全く動じません。
テディはマッコールの同僚を人質にとるなど、卑劣な手段で彼を追い詰めようとします。
これに対しマッコールは、自らの正体を隠すことをやめ、反撃に転じます。
彼は組織の資金洗浄を行っていた汚職警官を排除し、プーシキンの密輸船を爆破するなどして、組織の基盤を次々と破壊していきます。
マッコールとテディ、元特殊工作員同士の知力と暴力がぶつかり合う、全面戦争へと発展していくのです。
【結】イコライザー
最終決戦の舞台は、マッコールが働く巨大なホームセンターです。
彼は店の特性を完全に把握しており、店内のあらゆる商品を武器に変え、罠を仕掛け、テディの送り込んだ傭兵部隊を一人、また一人と葬り去っていきます。
まるでプレデターのように暗闇に紛れ、音もなく敵を仕留めていく様は、彼の戦闘能力の頂点を見せつけます。
追い詰められたテディは、ついにマッコールと対峙しますが、マッコールはネイルガンを使ってテディを無力化し、感電死させます。
その後、マッコールはモスクワに渡り、プーシキン本人をも抹殺し、組織を完全に壊滅させました。
ボストンに戻った彼は、回復したテリーと再会し、彼女が新しい人生を歩み始めたことを見届けます。
そして、彼は「イコライザー」として、助けを求める人々のためにその力を使うことを決意し、新たな依頼を受けるところで物語は幕を閉じるのです。
イコライザーの感想
この映画は、一見すると単なる勧善懲悪のアクション映画ですが、その根底には「自分の持つ力で世の不均衡を正す」という強い正義のテーマが流れています。
元CIA工作員という過去を捨て静かに暮らす男が、一人の少女を救うために再び立ち上がる姿は、観る者に深いカタルシスを与えてくれました。
アントワーン・フークア監督の演出は、静と動のコントラストが見事です。
日常の静かな描写が、マッコールの内なる怒りが爆発するアクションシーンの激しさを際立たせています。
特に、秒数をカウントしながら敵を殲滅するシーンのスタイリッシュな映像と、緊迫感を高める音楽の使い方は秀逸でした。
主演のデンゼル・ワシントンの演技は圧巻の一言です。
彼の佇まい、眼差し一つで、マッコールの優しさと内に秘めた冷徹さ、そして深い孤独を見事に表現していました。
最も印象に残ったのは、彼がマフィアのアジトで冷静に状況を判断し、完璧に実行するシーンです。
全体を通して、社会の理不尽に対する静かな怒りと、それを正す一人の男の孤独な戦いに心を揺さぶられ、爽快感と同時に一抹の哀愁を感じさせられる、非常に満足度の高い作品でした。
イコライザーのおすすめ理由
デンゼル・ワシントンの圧倒的なカリスマ性と、彼が演じるロバート・マッコールのキャラクター造形が完璧であることが最大の理由です。
日常に潜む「普通のおじさん」が、実は最強の元工作員であるという設定は多くの作品で使われますが、本作の説得力は群を抜いています。
静かで知的な日常パートと、計算され尽くしたスタイリッシュかつ残忍なアクションパートのギャップが、観客に強烈なカタルシスをもたらします。
また、身の回りのものを武器に変える「ホームセンター無双」は、アイデアに富んでおり、アクション映画としての見どころも豊富です。
勧善懲悪のシンプルなストーリーでありながら、主人公の孤独や過去といった深みも描かれており、見応えのある作品に仕上がっている点を高く評価しました。
イコライザーのその他情報
本作は批評家から賛否両論ありましたが、観客からは高い支持を得て、興行的に大きな成功を収めました。
特にデンゼル・ワシントンの演技とアクションシーンは高く評価され、彼のキャリアにおける代表的な役柄の一つとなりました。
この成功により、続編である「イコライザー2」(2018年)と「イコライザー THE FINAL」(2023年)が製作され、人気のシリーズ作品となっています。
特定の映画賞の受賞は多くありませんが、NAACPイメージ・アワードでデンゼル・ワシントンが主演男優賞を受賞するなど、俳優の演技に対する評価は確固たるものがあります。


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