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地獄の花園のあらすじ紹介
【起】地獄の花園
ごく普通のOL生活に憧れる主人公・田中直子が働く株式会社三富士では、裏でヤンキーOLたちによる壮絶な派閥争いが繰り広げられていました。
直子は争いには一切関わらず、平穏な日々を過ごすことを何よりも望んでいました。
社内には営業部の佐竹(大島美幸)や開発部の早苗(松尾諭)など、一癖も二癖もあるヤンキーOLがいましたが、直子は巧みに彼女たちを避けていました。
しかしある日、一人のカリスマヤンキーOL・北条蘭(広瀬アリス)が中途採用で入社してきたことで、直子が望んだ平穏な日常は脆くも崩れ去ります。
蘭は圧倒的な戦闘力で瞬く間に三富士のトップに君臨し、その強さに直子は密かに憧れを抱きつつも、面倒事に巻き込まれることを恐れます。
それでも、二人は次第に友情を育んでいくのでした。
【承】地獄の花園
カリスマヤンキーOL・蘭の存在はすぐに全国のヤンキーOLたちの知るところとなり、株式会社三富士は全国制覇を目論む猛者たちの標的となります。
「悪魔の朱里」の異名を持つ安藤朱里(菜々緒)が率いる精鋭部隊や、株式会社トムスンの「狂犬紫織」(川栄李奈)など、個性的で強力なライバルたちが次々と三富士に殴り込みをかけてきました。
蘭は彼女たちを一人で次々と返り討ちにしていき、その武勇伝はOLたちの間で瞬く間に広まっていきます。
直子は、蘭の壮絶な戦いを間近で見守りながら、彼女との友情をさらに深めていきます。
しかし、日に日にエスカレートしていく抗争に、直子はいつか自分も巻き込まれてしまうのではないかという恐怖と、大切な友人となった蘭を守りたいという想いの間で激しく葛藤するのでした。
【転】地獄の花園
全国のヤンキーOLたちによる抗争が激化する中、ついにOL界の頂点に君臨する伝説の存在、鬼丸麗奈(小池栄子)がその姿を現します。
彼女は圧倒的なカリスマ性と、もはや人間業とは思えないほどの戦闘力で全てのヤンキーOLたちを従えていました。
鬼丸は蘭の前に立ちはだかり、その圧倒的な力で蘭を完膚なきまでに叩きのめしてしまいます。
蘭が敗れ、仲間たちが絶望に打ちひしがれる中、物語は最大の転換点を迎えます。
これまで傍観者に徹していた普通のOL・田中直子こそが、かつてたった一人で関東を制覇したと噂される伝説のヤンキーOL「地獄の直子」であったことが判明するのです。
彼女は過去のトラウマから正体を隠し、普通の生活を送っていましたが、傷つけられた蘭と仲間たちを守るため、ついに覚醒し、封印していた力を解放することを決意します。
【結】地獄の花園
伝説のヤンキーOL「地獄の直子」として覚醒した直子は、かつての圧倒的な戦闘能力を取り戻し、OL界の頂点に立つ鬼丸麗奈との最終決戦に挑みます。
二人の戦いは、もはやOLの喧嘩というレベルを遥かに超越しており、地面が割れ、ビルが揺れるほどの超常的なバトルへと発展しました。
互いのプライドと信念をかけた死闘の末、直子は蘭や仲間たちとの友情の力をエネルギーに変え、見事、鬼丸を打ち破ることに成功します。
戦いが終わり、OLたちの世界には平和が訪れました。
暴力の連鎖を断ち切った直子は、再び「普通のOL」としての日常に戻り、蘭や他の仲間たちと共に、今度こそ本当に平和なランチタイムを楽しむのでした。
戦いを通して友情の尊さと普通の日常の愛おしさを手に入れた直子の笑顔で、物語は爽快なハッピーエンドを迎えます。
地獄の花園の感想
本作は「普通」であることの幸福と、かけがえのない友情という普遍的なテーマを、OLたちが派閥争いを繰り広げるという奇想天外な設定の中で描いた快作です。
脚本を担当したバカリズムさんの唯一無二の世界観が炸裂しており、荒唐無稽な物語でありながら、セリフの端々には日常のリアリティが感じられます。
関和亮監督によるMVのようなスタイリッシュな映像と音楽が、派手なアクションシーンをより一層引き立てていました。
特に主演の永野芽郁さんが、気弱なOLから伝説のヤンキーへと変貌する様は見事の一言で、彼女の演技の幅広さを再認識させられました。
広瀬アリスさんや菜々緒さんをはじめとする豪華キャスト全員が、恥じらいを捨てて全力でヤンキーになりきっている姿は圧巻です。
直子が覚醒し、仲間を守るために立ち上がるシーンは、カタルシスに満ちており、最高に胸が熱くなりました。
ばかばかしいと笑いながらも、最後には爽快感と温かい気持ちに包まれる、エンターテイメントの極致と言える作品です。
地獄の花園のおすすめ理由
バカリズム脚本による唯一無二の世界観と、豪華俳優陣が全力で演じる振り切ったコメディ演技がとにかく秀逸です。
何も考えずに笑えるエンターテイメント性に振り切っており、スタイリッシュなアクションとコメディの融合が見事に成功しています。
「馬鹿馬鹿しさ」をここまで真剣に、かつ高いクオリティで作り上げた潔さに敬意を表し、高評価としました。
地獄の花園のその他情報
第46回報知映画賞で読者投票国内部門の作品賞を受賞するなど、一部で高い評価を得ています。
興行的にも成功を収め、世間では「くだらなくて最高」「キャストが豪華すぎる」「何も考えずに笑える」といったポジティブな口コミが多く、唯一無二のコメディ作品としてカルト的な人気を博しています。


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