作品情報
- バイオハザード:ザ・ファイナル
- 製作年:2016
- 洋画
- 製作年:2016
- 上映時間:107分
- カテゴリ:アクション, ホラー, SF
- 監督:ポール・W・S・アンダーソン
キャスト
バイオハザード:ザ・ファイナルのあらすじ紹介
【起】バイオハザード:ザ・ファイナル
前作のラスト、ワシントンD.C.での決戦が罠であったことが判明し、アリスは瓦礫の中から一人で目覚めます。
そこに突如現れたアンブレラ社のAI「レッドクイーン」から、人類に残された時間は48時間であり、T-ウイルスを無力化できる「抗ウイルス剤」がラクーンシティの地下施設「ハイブ」に存在することを告げられます。
レッドクイーンは、自身がアンブレラ社の指令に背いてアリスに協力していると明かし、彼女をハイブへと導きます。
半信半疑ながらも、アリスは人類を救う最後の希望を信じ、荒廃した世界をバイクで駆け抜け、全ての始まりの地であるラクーンシティを目指すことを決意します。
道中、アンブレラ社のアイザックス博士が率いる大軍団に追われながらも、アリスは生き残りをかけた孤独な旅を続けます。
【承】バイオハザード:ザ・ファイナル
荒廃したラクーンシティに到着したアリスは、クレア・レッドフィールド率いる生存者グループと再会します。
彼らはアンブレラ社の罠にはまり、ゾンビの大群に包囲されていました。
アリスは彼らと協力し、ハイブへの侵入計画を立てます。
しかし、アイザックス博士の部隊がすぐそこまで迫っており、生存者たちは絶望的な状況に追い込まれます。
アリスは卓越した戦闘能力でゾンビやアンブレラ社の兵士たちを次々と倒し、クレアたちを率いてハイブへの入り口を目指します。
この過程で、多くの仲間が犠牲になりますが、彼らの犠牲を無駄にしまいと、アリスとクレア、そして数名の生存者はついにハイブ内部への侵入に成功します。
しかし、ハイブ内部にはさらなる罠と恐ろしいクリーチャーが待ち受けていました。
【転】バイオハザード:ザ・ファイナル
ハイブの深部へと進むアリスたちの前に、本物のアイザックス博士と、アンブレラ社の最高幹部であるウェスカーが現れます。
そこで驚愕の事実が明かされます。
アリス自身が、アンブレラ社の創始者の一人であるジェームズ・マーカスの娘、アリシア・マーカスのクローンであったこと、そしてアリシアは早老症を患っており、その治療のためにT-ウイルスが開発されたという真実が語られます。
レッドクイーンもまた、少女時代のアリシアの容姿と思考をスキャンして作られたAIでした。
アイザックス博士は、T-ウイルスで地球上の生命を一度浄化し、アンブレラ社の幹部だけが生き残る「ノアの方舟計画」を企てており、抗ウイルス剤の散布は彼らの計画の邪魔になるため、アリスを止めようとします。
アイザックスはアリスと壮絶な戦いを繰り広げ、ウェスカーはレッドクイーンによって解雇され、裏切られます。
【結】バイオハザード:ザ・ファイナル
アリスは、自分を模したレーザートラップが仕掛けられた通路でアイザックスとの死闘を繰り広げます。
激闘の末、アリスは自身のクローンであるアイザックスをレーザーで切り刻み、倒すことに成功します。
そして、老いたアリシア・マーカス本人と対面し、彼女から抗ウイルス剤を託されます。
抗ウイルス剤を解放すれば、T-ウイルスに感染しているアリス自身も死んでしまうことを知りながらも、彼女は人類の未来のためにその決断を下します。
抗ウイルス剤を地上で解放すると、ウイルスは世界中に拡散し、ゾンビたちは次々と倒れていきます。
しかし、抗ウイルス剤はT-ウイルスのみを破壊するものであり、アリスの中の健全な細胞は傷つけなかったため、彼女は生き残りました。
アリシアが遺した彼女の全記憶(少女時代の記憶)のバックアップをダウンロードしたアリスは、本当の自分を取り戻し、まだ残るクリーチャーを狩るため、新たな旅に出るのでした。
バイオハザード:ザ・ファイナルの感想
15年にわたる長大なサーガの完結編として、アリスという一人の女性が自らの存在意義を見出し、人類のために戦い抜くというテーマを見事に描き切った作品です。
ポール・W・S・アンダーソン監督特有の、目まぐるしいカット割りとCGを駆使したド派手なアクションは健在で、特に原点であるハイブのレーザートラップでの最終決戦は、シリーズファンにとって最高のカタルシスをもたらします。
主演のミラ・ジョヴォヴィッチは、もはやアリスそのものであり、長年背負ってきた宿命と対峙する苦悩と決意を全身で表現していました。
最も印象深いのは、老いたアリシア・マーカスがアリスに「あなたは私以上よ」と告げるシーンで、クローンがオリジナルを超えるという展開は物語に深い感動を与えました。
過去作との矛盾点など粗削りな部分もありますが、アリスの物語に一つの決着をつけ、希望あるラストを迎えたことに対し、ファンとして大きな満足感と一抹の寂しさを感じました。
バイオハザード:ザ・ファイナルのおすすめ理由
シリーズ完結編として、ド派手なアクションとアリスの物語の締めくくりに焦点を当てた点は評価できます。
ミラ・ジョヴォヴィッチの集大成ともいえる熱演、原点回帰となるラクーンシティとハイブを舞台にした展開はファンサービスとして申し分ありません。
しかし、過去作との設定の矛盾や、ややご都合主義的なストーリー展開、新キャラクターの扱いの軽さなど、脚本の粗さが目立つ点も否めません。
特に、前作のラストから繋がらない冒頭には戸惑いを覚えました。
アクション映画としての爽快感はありますが、物語の深みという点では物足りなさが残るため、この評価としました。
バイオハザード:ザ・ファイナルのその他情報
興行収入的にはシリーズ最大のヒットを記録し、特に中国で大成功を収めました。
批評家からの評価は賛否両論で、シリーズファンからは完結編として好意的に受け入れられる一方、ストーリーの一貫性のなさやアクションシーンのせわしない編集に対しては否定的な意見も見られました。
ゴールデン・ラズベリー賞にノミネートされるなど、批評的には厳しい評価も受けています。


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