作品情報
- バイオハザードⅣ アフターライフ
- 製作年:2010
- 洋画
- 製作年:2010
- 上映時間:97分
- カテゴリ:アクション, ホラー, SF
- 監督:ポール・W・S・アンダーソン
キャスト
バイオハザードⅣ アフターライフのあらすじ紹介
【起】バイオハザードⅣ アフターライフ
前作のラストから続き、アリスは自身のクローン軍団を率いて東京のアンブレラ社地下要塞を急襲します。
そこで待ち構えていたのは、宿敵アルバート・ウェスカーでした。
激しい戦闘の末、ウェスカーはアリスにT-ウイルスの中和剤を注射し、彼女は超人的な能力を全て失ってしまいます。
アリスは辛くもウェスカーを出し抜いて要塞を脱出しますが、ウェスカーも飛行機で逃亡。
しかし、その飛行機は富士山麓で爆発し、ウェスカーは死んだかのように見えました。
超人能力を失い、ただの人間となったアリスは、生存者が集うという安息の地「アルカディア」の無線放送を頼りに、たった一人でアラスカへと向かいます。
そこで彼女は前作で別れた仲間、クレア・レッドフィールドと再会を果たしますが、クレアは記憶を失っており、胸には自我をコントロールする蜘蛛型のデバイスが取り付けられていました。
アリスはデバイスを破壊し、記憶喪失のクレアと共に、再び生存者を求めてロサンゼルスの街へと向かうのでした。
【承】バイオハザードⅣ アフターライフ
廃墟と化したロサンゼルス上空にたどり着いたアリスとクレアは、高層刑務所の屋上に立てこもる生存者たちを発見します。
彼らは元映画プロデューサーのルーサー・ウェストをはじめとする数名の生存者で、刑務所の周りは無数のアンデッドに包囲され、完全に孤立していました。
生存者たちは、アリスが探していた「アルカディア」が地名ではなく、沖合に停泊している船の名前だと告げます。
彼らと合流したアリスでしたが、生存者の中にはクレアの兄であるクリス・レッドフィールドが囚人として監房に閉じ込められていました。
彼は自分が軍人であり、脱出方法を知っていると主張しますが、生存者たちは彼を信用していません。
状況は絶望的で、食料も水も尽きかけていました。
さらに、アンデッドの中には地下からトンネルを掘って侵入しようとする新種や、巨大な斧を振り回す処刑マジニ(アックスマン)といった強力なクリーチャーも出現し、彼らの脱出計画をより一層困難なものにしていました。
【転】バイオハザードⅣ アフターライフ
アリスはクリスの言葉を信じ、彼を監房から解放することを決断します。
クリスの証言通り、刑務所内には武器庫と脱出に使える装甲車が隠されていました。
彼らは武器を手にし、装甲車でアンデッドの群れを突破する計画を立てます。
しかし、計画実行の最中、アンデッドの侵入を許してしまい、仲間が次々と犠牲になっていきます。
特に、シャワールームで遭遇した処刑マジニとの戦闘は熾烈を極め、アリスとクレアは絶妙な連携でなんとか撃退に成功しますが、その代償も大きいものでした。
さらに、脱出の要であった装甲車も破壊されてしまい、彼らは最後の手段として、クリスが知っていた下水道を通って海へ脱出するルートを選択します。
アンデッドの猛追を振り切り、アリス、クレア、クリスの3人は命からがら刑務所を脱出し、ボートで沖に停泊する「アルカディア」へと向かいます。
ようやくたどり着いた安息の地に見えたアルカディア号でしたが、船内は無人で、不気味なほどの静寂に包まれていました。
【結】バイオハザードⅣ アフターライフ
「アルカディア」の正体は安息の地ではなく、アンブレラ社が世界中の生存者をおびき寄せて捕獲し、実験サンプルとして収集するための巨大な罠でした。
船内には何千もの冷凍睡眠ポッドが並び、その中には捕らえられた生存者たちが眠っていました。
そして、彼らの前に、死んだはずのアルバート・ウェスカーが再び姿を現します。
彼はT-ウイルスに侵食されながらも、その力を制御するために、アリスのようにウイルスに完全に適合した人間のDNAを求めていました。
ウェスカーは驚異的なスピードとパワーでアリスたちに襲いかかります。
超人能力を失ったアリスでしたが、クレア、クリスとの見事な連携プレイで強大なウェスカーに立ち向かいます。
激しい死闘の末、彼らはウェスカーを倒し、船に仕掛けられていた爆弾で彼が乗ってきた飛行艇ごと爆破します。
アリスは船内の生存者たちを解放し、この船を本当の安息の地にするのだと宣言します。
しかしその直後、アリスの胸のデバイスと同じものを付けたジル・バレンタイン率いるアンブレラ社のヘリ部隊が、アルカディアに大挙して接近してくるのでした。
バイオハザードⅣ アフターライフの感想
本作は、超人アリスから人間アリスへの回帰と、仲間との「共闘」がテーマとして描かれているように感じました。
しかし物語の深みよりも、とにかく視覚的な快楽を追求した作品です。
シリーズ初の全編3D撮影を最大限に活かし、スローモーションを多用したアクション演出は、まるでビデオゲームのカットシーンを見ているかのようなケレン味に溢れています。
特に、処刑マジニとのシャワールームでの戦闘は、水しぶきと巨大な斧がスローで舞う、本作の映像美を象徴する圧巻のシーンでした。
ミラ・ジョヴォヴィッチは人間的な弱さと不屈の闘志を併せ持つアリスを好演し、ウェントワース・ミラー演じるクリス・レッドフィールドの登場は原作ファンとして胸が熱くなりました。
物語の整合性や深みには欠けますが、それを補って余りあるスタイリッシュなアクションと映像の連続に、純粋な興奮と爽快感を覚えました。
頭を空っぽにして楽しめる、極上のアクションエンターテインメントです。
バイオハザードⅣ アフターライフのおすすめ理由
本作の評価を3.5点とした理由は、突き抜けたアクション演出と映像美を高く評価する一方で、物語性の欠如が無視できないレベルにあるためです。
ゲーム版の人気キャラクターであるクリス・レッドフィールドや処刑マジニ、そして宿敵ウェスカーの本格的な登場はファンサービスとして素晴らしく、3Dを意識したスローモーションアクションは唯一無二の魅力を持っています。
しかし、ストーリーは目的地に移動して戦うだけの繰り返しで、キャラクターの掘り下げも極めて表面的です。
ご都合主義的な展開も多く、映画としての物語性を重視する観客には物足りなさが残るでしょう。
アクション映画としての爽快感はシリーズ随一ですが、作品全体のバランスを考慮すると、手放しで絶賛するには至らない、という結論です。
バイオハザードⅣ アフターライフのその他情報
本作は興行的に大きな成功を収め、全世界で約3億ドルの興行収入を記録し、シリーズの人気を不動のものにしました。
カナダのジェニー賞では音響編集賞を受賞するなど、技術面での評価も受けています。
しかし、批評家からのレビューは賛否が大きく分かれました。
多くの批評家は、革新的な3D映像技術とスタイリッシュなアクションシーンを称賛する一方で、脚本の薄さ、キャラクター描写の浅さ、独創性の欠如などを厳しく批判しました。
観客の評価も同様に、純粋なアクションエンターテインメントとして楽しむ層と、物語の破綻を指摘する層に分かれています。


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