ターミネーター:新起動/ジェニシス (2015) ネタバレあらすじ紹介

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ターミネーター:新起動/ジェニシスのあらすじ紹介

【起】ターミネーター:新起動/ジェニシス

2029年、人類抵抗軍はスカイネットとの最終決戦に勝利します。
しかし、スカイネットは敗北直前に一体のT-800を1984年の過去へ送り込み、抵抗軍のリーダー、ジョン・コナーの母サラ・コナーの抹殺を企てていました。
ジョンの右腕であるカイル・リースは、サラを守るために志願し、1984年へタイムスリップします。
彼は裸で過去に到着し、すぐに警察に追われますが、同時に未来から送り込まれた液体金属のT-1000にも襲われます。
窮地に陥ったカイルを救ったのは、彼が守るべき存在だったはずのサラ・コナーでした。
しかし、彼女はか弱きウェイトレスではなく、老いたT-800(通称「おじさん」)に守られ、鍛え上げられた屈強な戦士へと変貌を遂げていたのです。
この時点で、カイルが知る歴史とは全く異なる、新たな時間軸が生まれていることが明らかになります。

【承】ターミネーター:新起動/ジェニシス

サラと「おじさん」は、カイルが到着する以前に送り込まれていたT-1000を倒すために、彼を囮として利用していました。
彼らはカイルを救出し、力を合わせてT-1000を撃退します。
サラは、9歳の時に両親をターミネーターに殺され、それ以降「おじさん」によって育てられてきた過去を明かします。
彼女たちの目的は、1997年に起こるはずだった「審判の日」を阻止するため、タイムマシンを開発し、スカイネットが起動する未来そのものを変えることでした。
カイルはタイムスリップする瞬間に「ジェニシスがスカイネットだ」「2017年に行け」という謎のメッセージを垣間見ており、その記憶から、彼らは「審判の日」が1997年から2017年に変更されたと推測します。
意見が対立するカイルとサラでしたが、最終的に2017年へ共にタイムスリップすることを決意し、自作のタイムマシンで未来へと跳躍します。

【転】ターミネーター:新起動/ジェニシス

2017年のサンフランシスコに到着したカイルとサラは、高速道路上で警察に逮捕されてしまいます。
そこで彼らを待っていたのは、驚くべき再会でした。
未来でスカイネットを倒したはずの英雄、ジョン・コナーが彼らの前に現れたのです。
しかし、そのジョンこそが最大の脅威でした。
未来でカイルを送り出した直後、ジョンはスカイネットによって捕らえられ、ナノマシンを注入されて人間と機械のハイブリッドである新型ターミネーター「T-3000」に改造されていたのです。
彼の目的は、全世界のネットワークを支配するOS「ジェニシス」(=スカイネット)の起動を確実にし、人類を機械化することでした。
息子であるはずのジョンに襲われるサラ、そして自分が尊敬するリーダーが敵となったことに絶望するカイル。
「おじさん」も合流し、親子であり、かつての仲間であった者たちの、時空を超えた壮絶な戦いの火蓋が切って落とされます。

【結】ターミネーター:新起動/ジェニシス

ジョン・コナー(T-3000)の執拗な追跡をかわしながら、カイル、サラ、「おじさん」はジェニシスのサーバーがあるサイバーダイン社を目指します。
T-3000は磁力を利用して再生するため、従来の攻撃では倒すことができません。
彼らはサイバーダイン社に仕掛けた爆弾と、T-3000を未完成のタイムマシンの強力な磁場の中に閉じ込める作戦を実行します。
激しい戦闘の末、「おじさん」はT-3000を道連れにタイムマシンの磁場に飛び込み、共に消滅します。
ジェニシスも爆破され、その起動は阻止されました。
悲しみに暮れるサラとカイルでしたが、破壊されたはずの「おじさん」が、液体金属を取り込んでT-1000のようにアップグレードした姿で再生し、二人の前に現れます。
歴史は改変され、スカイネットの脅威は一旦去りました。
カイルは少年時代の自分に「ジェニシスはスカイネットだ」と伝えることで、過去の自分が知っていた情報のループを完成させ、サラと共に新たな未来を歩み出すことを決意します。

ターミネーター:新起動/ジェニシスの感想

シリーズの根幹を覆す野心的なリブート作であり、その挑戦心には敬意を表したいです。
本作のテーマは「運命は書き換えられる」というシリーズ共通のメッセージを、より複雑な時間軸のパラドックスを通して描いています。
ジェームズ・キャメロンが築いた伝説を大胆に再構築した脚本は、序盤のカイル・リースが知る歴史が覆される展開など、観客の予想を裏切る演出に満ちていました。
特に、人類の救世主ジョン・コナーが悪に染まるという衝撃的な展開は、物語に強烈なフックを与えています。
アーノルド・シュワルツェネッガーが演じる老いたT-800の人間味あふれる姿は、本作最大の魅力であり、サラとの疑似親子のような絆には心温まるものがありました。
一方で、エミリア・クラークのサラ・コナーは力強いものの、リンダ・ハミルトンの狂気には及ばない印象です。
最も印象に残ったのは、老いたT-800が「おじさん」と呼ばれ、ぎこちない笑顔を見せるシーンです。
全体として、複雑すぎる時間軸の説明不足感は否めませんが、シリーズへの愛と新しい挑戦が融合した、エンターテイメントとして楽しめる一作でした。

ターミネーター:新起動/ジェニシスのおすすめ理由

シリーズの「お約束」を大胆に破壊し、新たな物語を創造しようとした意欲は高く評価できます。
特に、守られる存在だったサラが戦士として登場し、英雄ジョン・コナーが敵となる展開は衝撃的でした。
アーノルド・シュワルツェネッガーが演じる「おじさん」のキャラクター造形は秀逸で、彼の存在が物語の屋台骨を支えています。
しかし、タイムパラドックスを多用した結果、物語が複雑化しすぎてしまい、説明不足な点や矛盾点が散見されるのが大きなマイナスポイントです。
観客を混乱させかねない脚本の粗さが、作品の評価を下げざるを得ない要因となりました。
アクションシーンの迫力やVFXのクオリティは高いものの、物語の核心部分での消化不良感が拭えないため、この評価としました。

ターミネーター:新起動/ジェニシスのその他情報

本作は興行収入的には成功を収めましたが、批評家からの評価は賛否両論となりました。
特に、複雑なプロットと、過去作で確立されたタイムラインを大きく変更した点については批判的な意見が多く見られました。
一方で、アーノルド・シュワルツェネッガーの復帰と彼の演技、そしてシリーズをリブートしようとする野心的な試みを評価する声もありました。
大きな映画賞の受賞歴は特にありませんが、ティーン・チョイス・アワードでサマー映画男優賞(アーノルド・シュワルツェネッガー)にノミネートされるなど、若年層からの一定の支持は得ました。

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