ターミネーター4 (2009) ネタバレあらすじ紹介

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ターミネーター4のあらすじ紹介

【起】ターミネーター4

2003年、死刑囚マーカス・ライトはサイバーダイン社のセレナ・コーガン博士から献体を求められ、これに同意し死刑が執行されます。
そして舞台は「審判の日」から15年後の2018年。
人類抵抗軍のリーダー、ジョン・コナーは、スカイネットの施設への攻撃作戦に参加しますが、仲間を失いながらも自身は生き残ります。
そこで彼は、後に人類の切り札となる新型ターミネーターの設計図を発見しますが、施設は爆破されてしまいます。
一方、ロサンゼルスの廃墟でマーカスが記憶を失った状態で目覚めます。
彼は自分が何者なのか、なぜここにいるのかも分からず、荒廃した世界をさまよい始め、そこで若き日のカイル・リースと、言葉を話せない少女スターに出会います。

【承】ターミネーター4

マーカスはカイルとスターと行動を共にしますが、スカイネットの機械軍の襲撃を受け、カイルとスターは捕虜としてスカイネットの輸送機に連れ去られてしまいます。
マーカスは二人を救うことを決意し、その途中で抵抗軍の女性パイロット、ブレア・ウィリアムズと出会います。
彼女はマーカスの人間離れした力に疑念を抱きつつも、彼をジョンのいる抵抗軍の基地へと案内します。
ジョンはマーカスがスカイネットから送られてきた存在だと疑いますが、マーカス自身は自分が人間であると信じ込んでいました。
マーカスはカイルを救出するためにスカイネットセントラルへ向かうことを提案し、ジョンもまた、父となるカイルを救うため、抵抗軍司令部の反対を押し切って独自の行動を開始します。

【転】ターミネーター4

マーカスが地雷を踏んで負傷した際、彼の正体が明らかになります。
彼の体は金属の骨格と機械の部品で構成されており、心臓と脳の一部だけが人間のままでした。
彼は自分でも知らぬ間に、スカイネットによって作られた人間と機械のハイブリッド、新型ターミネーターとなっていたのです。
この事実にマーカス自身が最も衝撃を受け、絶望します。
ジョンは彼を破壊しようとしますが、ブレアがマーカスを逃がします。
マーカスは自身の存在意義を問いながらも、カイル救出の意志を貫き、単身スカイネットセントラルへ向かいます。
彼はスカイネットのシステムに組み込まれた「裏口」を利用して内部に侵入し、ジョンに潜入方法を無線で伝えることで、結果的に抵抗軍を助ける形となります。

【結】ターミネーター4

ジョンはマーカスの手引きでスカイネットセントラルに潜入し、捕らえられていたカイル・リースや他の人間たちを解放します。
しかし、そこには新型ターミネーターT-800(若き日のシュワルツェネッガーの姿を模したもの)が待ち構えていました。
ジョンとマーカスは協力してT-800と激しい死闘を繰り広げます。
戦いの末、ジョンはT-800によって心臓に致命的な傷を負わされてしまいます。
マーカスは自らの意思でジョンを救うことを選び、T-800を破壊。
そして、瀕死のジョンを生かすため、自身の心臓を移植するよう申し出ます。
手術は成功し、ジョンはマーカスの心臓によって一命を取り留めます。
抵抗軍はスカイネットセントラルを破壊し、大きな勝利を収めますが、ジョンはマーカスという犠牲の上に得た未来を見据え、人類の戦いがまだ続くことを改めて決意するのでした。

ターミネーター4の感想

「人間とは何か」というシリーズの根源的なテーマを、マーカスという存在を通じて描いた点は意欲的でした。
機械の体を持つ彼が人間としての心と意志を貫く姿は、テクノロジーと人間の共存、あるいは対立の未来を深く考えさせられます。
ポストアポカリプスの荒廃した世界のビジュアルは圧巻で、これまでのシリーズとは一線を画すザラついた質感の映像美がありました。
巨大なハーヴェスターなど新しい機械軍のデザインも斬新です。
マーカスの苦悩を見事に体現したサム・ワーシントンの演技が光る一方、伝説の指導者ジョン・コナーを演じたクリスチャン・ベールは、カリスマ性は感じられるものの、どこか硬質で人間味に欠ける印象も受けました。
最も印象に残ったのは、マーカスが自分の体が機械であることを知るシーンです。
アイデンティティが崩壊する絶望と、それでも人間であろうとする葛藤が凝縮されていました。
全体を通して、時間移動を伴う追跡劇とは全く異なる本格的な未来戦争を描き、シリーズに新たな地平を切り開こうとした挑戦は評価できますが、過去作ほどの緊迫感やカタルシスを得られなかったのが正直な感想です。
希望と絶望が入り混じる、ビターな後味の作品でした。

ターミネーター4のおすすめ理由

ポストアポカリプス世界の描写や新たなターミネーターのデザインなど、ビジュアル面での見どころは多いです。
しかし、シリーズの顔であるジョン・コナーのキャラクター造形が中途半端で感情移入しづらく、物語の主軸であるはずのマーカス・ライトの物語に食われてしまっている印象を受けました。
シリーズの転換点としての意欲は買いますが、物語の完成度や過去作との連続性を考えると、傑作とは言い難い部分があるため、この評価としました。

ターミネーター4のその他情報

商業的には成功を収めましたが、批評家やファンからの評価は賛否両論でした。
特に、これまでのシリーズが持っていた「追われる恐怖」というサスペンス要素が薄れ、一般的な戦争アクション映画のようになってしまった点に否定的な意見が多く見られました。
一方で、荒廃した未来の世界観を本格的に描いた点を評価する声もありました。
大きな映画賞の受賞はありませんが、ティーン・チョイス・アワードなどでノミネートされました。

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