作品情報
- ダイ・ハード3
- 製作年:1995
- 洋画
- 製作年:1995
- 上映時間:128分
- カテゴリ:アクション, サスペンス, スリラー
- 監督:ジョン・マクティアナン
キャスト
ダイ・ハード3のあらすじ紹介
【起】ダイ・ハード3
ニューヨーク市警のジョン・マクレーン警部補は停職中で荒んだ生活を送っていましたが、ある日突然、市内で爆破事件が発生します。
犯人は「サイモン」と名乗り、警察に電話をかけてマクレーンを指名し、復讐を目的とした危険なゲームを仕掛けてきました。
最初の指令は、人種差別的な言葉が書かれたプラカードを首から下げて黒人街ハーレムのど真ん中に立つという屈辱的なものでした。
案の定、黒人の若者たちに絡まれ絶体絶命の窮地に陥ったマクレーンを、偶然通りかかった電気店主のゼウス・カーバーが救います。
しかし、この出会いが運の尽きで、サイモンはゼウスをもゲームのプレイヤーに指名します。
こうして、肌の色も性格も正反対の二人は、サイモンの出すなぞなぞを解きながら、ニューヨーク中を奔走させられるという、悪夢のような一日を共に過ごすことになったのです。
【承】ダイ・ハード3
サイモンは次々と電話でなぞなぞを出し、マクレーンとゼウスに制限時間内に指定された場所へ向かうよう命令し続けます。
二人はタクシーを強奪して街を暴走し、地下鉄に仕掛けられた爆弾を解除しようと奔走したり、公園の噴水で時限爆弾付きの水差しを使った難解なパズルに挑まされたりと、休む暇もなく命がけのゲームを強いられます。
ニューヨーク市警は、この一連の事件をマクレーン個人への怨恨によるテロと判断し、捜査リソースを彼らの追跡に集中させます。
しかし、これこそがサイモンの真の狙いでした。
警察の注意が完全にマクレーンたちに引きつけられている裏で、サイモン率いるテロリスト集団は、本来なら厳重な警備が敷かれているはずのウォール街にある連邦準備銀行を襲撃し、そこに眠る莫大な金塊をダンプトラックで強奪するという、史上空前の犯罪計画を水面下で着々と進行させていたのです。
【転】ダイ・ハード3
度重なる理不尽なゲームをこなしながらも、マクレーンはサイモンの声や話し方から、ある人物との共通点に気づき始めます。
そして、彼はついにサイモンの正体が、かつてナカトミプラザで自らがビルから突き落として倒したテロリストの首謀者、ハンス・グルーバーの実の兄であるサイモン・ピーター・グルーバーであることを突き止めます。
これにより、この事件が単なるマクレーンへの個人的な復讐劇ではなく、その復讐を隠れ蓑にして世間の目をごまかし、その隙に連邦準備銀行の金塊を根こそぎ奪うという、壮大かつ狡猾な二重の計画であったことが完全に明らかになります。
さらにマクレーンたちは、強奪された金塊が市内の巨大な送水トンネルを通じて運び出され、最終的に船で国外へ密輸される計画であることを見抜きます。
警察の指示を無視し、二人は独自の判断でサイモン一味の待つタンカー船へと向かうことを決意するのでした。
【結】ダイ・ハード3
マクレーンは単身でサイモン一味が潜むタンカー船に忍び込みますが、あえなく捕らえられ、船内に仕掛けられた巨大な時限爆弾に縛り付けられてしまいます。
そこでサイモンは、勝ち誇ったようにマクレーンに計画の全貌を語り聞かせます。
しかし、マクレーンは持ち前のしぶとさで拘束を解いて脱出すると、ゼウスと合流し、船上で激しい銃撃戦を繰り広げます。
最終的にタンカーは計画通り大爆発を起こし、サイモンは金塊と共にまんまと逃げ延びたかに見えました。
しかし、マクレーンは爆発寸前にサイモンが持っていたアスピリンの容器をこっそり手に入れていました。
その容器に書かれていた販売元の情報から、彼らの逃亡先がカナダ国境近くの倉庫であることを特定します。
マクレーンとゼウスはヘリコプターで急行し、逃亡準備を進めるサイモン一味を急襲します。
マクレーンが上空から放った一発の銃弾が電線を切断し、その電線がサイモンの乗るヘリコプターに絡みついて大爆発。
サイモンは金塊強奪の野望もろとも木っ端微塵になり、事件はついに完全解決するのでした。
ダイ・ハード3の感想
本作は単なるアクション映画の枠を超え、人種や立場の違う二人が極限状況下で互いを理解し、信頼を築いていくというバディムービーの傑作です。
シリーズの伝統である「ツイてない男の奮闘」というテーマ性は健在ですが、サミュエル・L・ジャクソン演じるゼウスとの軽妙な掛け合いが加わることで、物語に新たな深みとユーモアが生まれています。
ジョン・マクティアナン監督による、ニューヨークの街を縦横無尽に駆け巡るスピーディーな演出と、観客を飽きさせない脚本は見事と言うほかありません。
特に、ブルース・ウィリスの疲弊しながらも決して諦めないヒーロー像と、サミュエル・L・ジャクソンの理知的でありながら人間味あふれるキャラクターとの化学反応は、本作最大の魅力です。
冒頭のハーレムでプラカードを掲げるシーンの屈辱と緊張感、そして「4ガロンの水差しで3ガロンを量る」という古典的なパズルの緊迫感は忘れられません。
全編を通してハラハラドキドキさせられながらも、最後には二人の間に生まれた絆に温かい気持ちになり、極上の爽快感を味わえる作品です。
ダイ・ハード3のおすすめ理由
前2作の閉鎖空間でのサスペンスフルな展開から一転、ニューヨークという大都市全体を舞台にした壮大なスケール感と、スピーディーな謎解きゲームという新たな要素を取り入れ、シリーズに新風を吹き込んだ点を高く評価しました。
特に、ブルース・ウィリス演じるマクレーンとサミュエル・L・ジャクソン演じるゼウスによる、人種の壁を越えたバディ関係の構築が見事で、二人の絶妙な掛け合いがアクション一辺倒ではない人間ドラマとしての深みを与えています。
1作目の監督ジョン・マクティアナンが再びメガホンを取ったことで、アクションのキレやテンポの良さは健在でありながら、シリーズのマンネリ化を防ぎ、最高傑作との呼び声も高いエンターテインメント作品へと昇華させています。
満点にしなかったのは、1作目が持つ「孤独なヒーローの死闘」という純粋な緊張感とは少し趣が異なるためですが、バディムービーとしてはほぼ完璧な出来栄えです。
ダイ・ハード3のその他情報
本作は全世界で3億6600万ドルを超える興行収入を記録し、1995年の年間興行収入ランキングで1位となる大ヒットを記録しました。
批評家からもシリーズ最高傑作の一つとして高く評価されており、特にブルース・ウィリスとサミュエル・L・ジャクソンの化学反応、テンポの良い脚本、そしてジョン・マクティアナン監督の手腕が絶賛されました。
シリーズの方向性を大きく広げた作品として、現在でも多くのアクション映画ファンから愛され続けています。
具体的な映画賞の受賞は多くありませんが、その人気と影響力は計り知れず、アクション・バディムービーの金字塔として映画史にその名を刻んでいます。


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