作品情報
キャスト
ゴーストバスターズ 2のあらすじ紹介
【起】ゴーストバスターズ 2
前作のゴーザ事件から5年後、数々の訴訟で破産したゴーストバスターズは解散し、それぞれ別の道を歩んでいました。
ピーターは三流超常現象番組の司会者、レイとウィンストンは子供向けパーティの芸人、イゴンは大学で研究を続けていました。
一方、シングルマザーとなったデイナは息子のオスカーと暮らしていましたが、ある日、オスカーを乗せたベビーカーが突然暴走する怪現象に見舞われます。
デイナの依頼で調査に乗り出したイゴンとレイは、ニューヨークの地下に人間の負の感情に反応する不気味なピンク色の粘液「スライム」が大量に流れていることを発見します。
しかし、調査中に街を停電させたことで逮捕され、裁判にかけられてしまいます。
裁判長が彼らに激怒した瞬間、証拠品のスライムが反応し、邪悪なゴーストが出現。
法廷内で見事にゴーストを退治した彼らは営業停止処分を解かれ、ゴーストバスターズは華々しい復活を遂げるのです。
【承】ゴーストバスターズ 2
営業を再開したゴーストバスターズは、街に再び現れ始めたゴーストたちを次々と退治し、ニューヨークのヒーローとして返り咲きます。
その一方で、デイナが働く美術館では、彼女の上司である学芸員のヤノシュ・ポーハ博士が、展示されている16世紀の邪悪な魔術師「ヴィーゴ大公」の肖像画に精神を乗っ取られていました。
ヴィーゴは肖像画の中で魂を生きながらえさせ、ニューヨークに満ちる負のエネルギーを利用して現世への復活を企んでいました。
そして、復活のための新たな肉体として、赤ん坊のオスカーに白羽の矢を立てます。
ヤノシュを操りオスカーを狙うヴィーゴの魔の手は、デイナの家の風呂場からスライムを噴出させるなど、徐々に彼女たちの生活を脅かし始めます。
ゴーストバスターズは一連の事件の背後にヴィーゴの存在を突き止め、その恐るべき計画の全貌に迫っていくことになります。
【転】ゴーストバスターズ 2
ゴーストバスターズは、ヴィーゴがニューヨーク中の負の感情を集めたスライムを利用し、大晦日の夜にオスカーの肉体に乗り移って復活しようとしていることを突き止めます。
スライムの発生源が美術館の真下にあることも特定しますが、彼らの活動を快く思わない市長補佐のジャック・ハードマイヤーの策略によって、精神病院に強制収容されてしまいます。
彼らが無力化されている隙に、乳母に変装したヤノシュがデイナのアパートに侵入し、ついにオスカーを誘拐して美術館へと連れ去ってしまいます。
ヴィーゴの魔力が頂点に達したことで美術館はスライムの硬い殻で覆われ、ニューヨークの街はゴーストで溢れかえり大パニックに陥ります。
絶体絶命の状況下、ゴーストバスターズは市長を説得して解放されると、街に蔓延する負のエネルギーに対抗するため、ポジティブなエネルギーを帯びた善のスライムで自由の女神像を動かすという前代未聞の作戦を立案します。
【結】ゴーストバスターズ 2
善のエネルギーを注入したスライムで満たした自由の女神像を、コントローラーで操縦するゴーストバスターズ。
街の人々の歓声と応援というポジティブなエネルギーを一身に受け、自由の女神は美術館へと歩を進めます。
この奇想天外な作戦は見事に成功し、人々の善意の力がスライムの殻を打ち破り、彼らは美術館内部への突入を果たします。
内部ではまさにヴィーゴがオスカーの肉体へ乗り移る儀式の真っ最中でした。
ヴィーゴとの最終決戦が始まりますが、ニューヨーク中の負のエネルギーを得た彼の力はあまりに強大で、ゴーストバスターズは窮地に立たされます。
しかしその時、美術館の外に集まった市民たちが心を一つにして「Auld Lang Syne(蛍の光)」を歌い始めます。
その歌声が強大な善のエネルギーとなり、ヴィーゴの力を弱体化させます。
その隙をつき、彼らはヴィーゴとヤノシュを善のスライムで撃退し、ヴィーゴを完全に消滅させました。
オスカーは無事救出され、ニューヨークに再び平和が訪れます。
街の英雄として市民から大喝采を浴びるゴーストバスターズの姿で、物語はハッピーエンドを迎えるのです。
ゴーストバスターズ 2の感想
前作から5年、再び集結したゴーストバスターズの活躍を描いた本作は、「人々の負の感情」が脅威を生むという、より普遍的で示唆に富んだテーマ性を内包しています。
都会に蔓延する無関心や悪意がスライムとなって実体化するという設定は、現代社会への風刺としても秀逸です。
特に、クライマックスで自由の女神を動かし、人々の善意を結集させて悪に打ち勝つという演出は、ベタながらもカタルシスに満ちた最高の見せ場であり、音楽と映像が見事に融合したスペクタクルシーンでした。
ビル・マーレイのシニカルなユーモアと、シガニー・ウィーバー演じるデイナの母としての強さの対比も見事で、俳優陣の息の合った掛け合いは健在です。
最も印象に残ったのは、法廷で復活を遂げるシーンで、逆境からヒーローへと返り咲く爽快感は格別でした。
全体を通して、前作のホラーテイストは薄れ、よりファミリー向けで明るい作品になりましたが、人々の心の繋がりが奇跡を起こすというポジティブなメッセージに、鑑賞後は温かい幸福感に包まれました。
ゴーストバスターズ 2のおすすめ理由
前作の持つ独創的なホラーコメディの衝撃には及ばないものの、エンターテインメント作品としての完成度は非常に高く、万人が楽しめる快作であるためです。
特に、クライマックスの自由の女神のシーンは映画史に残る名場面であり、視覚的な楽しさと感動を両立させています。
キャラクターの魅力も健在で、コメディとしてのテンポも良く、家族で安心して鑑賞できる点が評価を高めています。
ただし、物語の展開にややご都合主義的な部分が見受けられる点と、ヴィランであるヴィーゴの魅力が前作のゴーザに比べてやや劣る点を考慮し、満点から少し引いた3.8としました。
ゴーストバスターズ 2のその他情報
本作は商業的に大きな成功を収め、1989年の北米興行収入ランキングで上位にランクインしました。
しかし、批評家からの評価は前作ほど高くはなく、「前作の焼き直し」といった意見も見られました。
受賞歴としては特筆すべきものはありませんが、サウンドトラックに収録されたボビー・ブラウンの「On Our Own」がヒットするなど、音楽面でも話題となりました。
現在では、前作と並んで80年代を代表するポップカルチャーの象徴として、多くのファンに愛され続けている作品です。


コメント