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フォールガイのあらすじ紹介
【起】フォールガイ
ハリウッドで屈指のスタントマンであるコルト・シーバースは、撮影中の大事故でキャリアと恋人ジョディ・モレノを同時に失い、業界から姿を消しました。
心身ともに打ちのめされ、駐車場係員としてひっそりと暮らす彼のもとに、ある日、敏腕プロデューサーのゲイルから連絡が入ります。
それは、ジョディが初監督を務めるSF大作『メタルストーム』で、主演俳優トム・ライダーのスタントダブルとして復帰してほしいという依頼でした。
ジョディへの未練と彼女に会いたい一心で、コルトはオーストラリアの撮影現場へ飛ぶことを決意します。
しかし、現場で彼を待っていたのは、よそよそしいジョディと、主演俳優のトムが謎の失踪を遂げたという衝撃の事実でした。
ゲイルは映画の完成が危ぶまれることを恐れ、警察沙汰にせずトムを秘密裏に探し出すようコルトに懇願します。
こうしてコルトは、自身のスタントスキルを駆使して、失踪したわがままなスター俳優を追うという、予期せぬ危険なミッションに巻き込まれていくことになるのです。
【承】フォールガイ
コルトはトムの行方を追うため、彼の宿泊先や交友関係を洗い始めます。
トムのホテルの部屋で氷が詰められたバスタブを発見し、怪しげなドラッグディーラーとの接触を経て、トムが自身の元スタントマンであるヘンリーと会っていたという情報を掴みます。
しかし、そのヘンリーはトムの部屋で死体となって発見され、コルトは自分が何者かにはめられたことに気づきます。
トムの携帯電話を偶然手に入れたコルトは、その中に残されていた衝撃的な映像を発見します。
それは、トムとプロデューサーのゲイルが、トムのスタントの腕前を偽装する映像を撮影中に誤ってヘンリーを殺害し、その事実を共謀して隠蔽しようとする証拠でした。
ゲイルは、トム失踪の捜査を依頼したコルトに全ての罪を着せることで、このスキャンダルを揉み消そうと画策していたのです。
一方、撮影現場ではジョディが監督として奮闘していましたが、コルトの奇妙な行動の数々に不信感を募らせており、二人の心の溝は深まるばかりでした。
【転】フォールガイ
全ての真相を突き止め、自分が巨大な陰謀に巻き込まれたことを知ったコルトは、黒幕であるトムとゲイルに反撃すべく立ち上がります。
トムはゲイルによって匿われており、二人でコルトを殺害して罪をなすりつける計画を立てていました。
絶体絶命のコルトは、意を決してジョディに全ての真実を打ち明け、協力を求めます。
最初は半信半疑だったジョディですが、コルトの必死の訴えと状況証拠から彼を信じることを決断します。
そして彼女は、映画監督としての知識と経験、そして撮影クルーの結束力を総動員し、トムたちの悪事を白日の下に晒すための壮大な「撮影計画」を立案します。
その計画とは、『メタルストーム』のクライマックスのアクションシーンの撮影と見せかけて、トム本人に危険なスタントを演じさせ、隠しマイクを仕込んだ彼から殺人の自白を引き出すという、前代未聞の作戦でした。
コルトはスタントコーディネーターのダンをはじめとする仲間たちに協力を仰ぎ、一世一代の大仕掛けの準備を着々と進めていきます。
【結】フォールガイ
決行の日、ジョディの完璧なディレクションのもと、壮大なクライマックスシーンの撮影が始まります。
何も知らないトムはヒーロー気取りで危険なスタントに挑み、コルトは彼のスタントダブルとして対峙しながら、壮絶なカースタントやボートチェイスを繰り広げます。
激しいアクションの最中、コルトはトムを挑発し、ついにヘンリー殺害に関する自白を引き出すことに成功します。
追い詰められたトムとゲイルはヘリコプターで逃亡を図りますが、コルトは命綱なしでヘリに飛び移るという超絶スタントを敢行し、二人を捕らえます。
全ての悪事が暴かれ、トムとゲイルは逮捕されました。
事件解決後、『メタルストーム』は無事に完成して大ヒット。
コルトはスタントマンとしての名誉と誇りを取り戻し、そして何より、この事件を通じて互いの愛を再確認したジョディと固く結ばれるのでした。
エンドクレジットでは、トムに代わる新主演俳優としてジェイソン・モモアが登場し、スタントマンへの愛とリスペクトに満ちた物語は、最高のハッピーエンドで幕を閉じます。
フォールガイの感想
本作は、映画界の縁の下の力持ちであるスタントマンへの限りない愛とリスペクトというテーマを一貫して描き切っており、その情熱に心から胸が熱くなりました。
監督デヴィッド・リーチの真骨頂である、キレ味鋭く独創的な生身のアクション演出は圧巻の一言です。
特にCGを極力排したカースタントやファイトシーンは、本物だけが持つ迫力と映画作りへの誠実さを観客に叩きつけます。
脚本もアクション、コメディ、ロマンスの配合が絶妙で、観客を全く飽きさせません。
何より、主演ライアン・ゴズリングの、コミカルさと哀愁を同居させた唯一無二の演技が、主人公コルトの人間的魅力を最大限に引き出しており、エミリー・ブラントとの極上の化学反応は本作最大の見どころです。
映画撮影のギミックを逆手に取って悪役を追い詰めるラストバトルは、「映画愛」が生んだ最高のカタルシスでした。
観終わった後は、ただただ爽快で、幸福感に満たされる、エンターテイメントの理想形ともいえる傑作です。
フォールガイのおすすめ理由
アクション、コメディ、ラブストーリーという三つの要素が奇跡的なバランスで融合しており、あらゆる観客が楽しめる極上のエンターテイメント作品だからです。
普段は光の当たらないスタントマンという職業に焦点を当て、彼らの仕事への情熱や矜持を描いた物語は非常に独創的で、心を揺さぶられます。
ライアン・ゴズリングとエミリー・ブラントという二大スターの圧倒的な魅力と見事なケミストリーが、作品の価値を何倍にも高めています。
また、元スタントマンであるデヴィッド・リーチ監督だからこそ撮れる、CGに頼らないリアルでド迫力のアクションシーンの数々は、映画館で見る価値のある本物のスペクタクルです。
鑑賞後には必ず笑顔になれる、映画愛に満ちた多幸感あふれる一本として、満点に近い評価をつけました。
フォールガイのその他情報
具体的な受賞歴は今後の映画賞シーズンを待つ必要がありますが、公開直後から世界中の批評家および観客から絶賛の声が上がっています。
映画批評サイト「ロッテン・トマト」では批評家スコア、観客スコア共に極めて高い評価を獲得し、「IMDb」などのユーザー評価サイトでも高得点を記録しています。
特に、スタントパフォーマーへの敬意を払った物語、ライアン・ゴズリングとエミリー・ブラントのスター性溢れる演技と化学反応、そしてデヴィッド・リーチ監督による革新的なアクション演出が高く評価されており、「今年最高のサマームービー」との呼び声も高いです。


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