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ザ・ファブル 殺さない殺し屋のあらすじ紹介
【起】ザ・ファブル 殺さない殺し屋
伝説の殺し屋ファブルこと佐藤アキラは、ボスから「一年間、誰も殺してはならない」という指令を受け、大阪で一般人としての生活を送っていました。
デザイン会社「オクトパス」で働き、相棒のヨウコと平穏な日々を過ごす傍ら、公園で車椅子の少女・佐羽ヒナコと出会います。
彼女は過去のある事件が原因で心を閉ざしていましたが、この出会いが物語の大きな鍵となります。
その裏では、表向きはNPO団体の代表でありながら、裏では若者を洗脳し利用する最凶の男・宇津帆が暗躍を開始していました。
宇津帆はヒナコを自身の計画に不可欠な駒として監視下に置き、静かにアキラに接近していきます。
アキラは殺し屋の本能を抑えながらも、ヒナコの抱える闇と宇津帆の危険な気配を察知していました。
【承】ザ・ファブル 殺さない殺し屋
宇津帆はアキラの正体がファブルであることを見抜き、巧妙な罠を仕掛けてきます。
彼は、ヒナコがかつてアキラが殺害したターゲットの娘であるという衝撃の事実を突きつけ、アキラの心を揺さぶります。
宇津帆に「両親の仇はファブルだ」と信じ込まされたヒナコは、アキラに対して憎悪を募らせていきました。
「誰も殺さない」という絶対の制約の中で、アキラは宇津帆の策略からヒナコを救い出すことを決意します。
宇津帆に心酔する部下の殺し屋・鈴木もアキラの前に立ちはだかり、事態は一触即発の様相を呈していきます。
アキラはオクトパスでの平和な日常を守ろうとしながらも、水面下で宇津帆一味の動向を探り、決戦の時に備えるのでした。
ヨウコもまた、兄であるアキラの危機を察知し、独自の調査を開始します。
【転】ザ・ファブル 殺さない殺し屋
物語は、宇津帆が計画の総仕上げとしてアキラとヒナコを廃工場へとおびき寄せたことで、一気にクライマックスへとなだれ込みます。
工場には爆弾が仕掛けられ、ヒナコは人質に取られてしまいます。
宇津帆は「彼女を救いたければ俺を殺せ」とアキラを挑発し、「殺さない」という彼の誓いを破らせようとします。
アキラは圧倒的な戦闘能力で宇津帆の部下たちを次々と無力化しますが、決して命は奪いません。
しかし、突如として巨大な団地の足場が崩落し、アキラとヒナコは絶体絶命の窮地に陥ります。
この本作最大の見せ場であるアクションシーンで、アキラは身を挺してヒナコを守り抜きます。
その姿を見たヒナコの心には、憎しみとは違う感情が芽生え始めていました。
計画が崩れ始めた宇津帆の狂気は頂点に達し、全てを破壊しようと暴走します。
【結】ザ・ファブル 殺さない殺し屋
崩落する足場から間一髪でヒナコを救い出したアキラは、ついに宇津帆本人と対峙します。
殺意を剥き出しにして襲いかかる宇津帆に対し、アキラは極限の状況下でも「殺さない」という信念を貫き、見事に宇津帆を制圧することに成功しました。
全ての黒幕が宇津帆であったことを悟ったヒナコは、復讐のために彼に銃口を向けますが、アキラは「生きろ」と彼女を諭し、復讐の連鎖を断ち切らせます。
事件は解決し、宇津帆一味は逮捕され、アキラとヨウコは再び「佐藤兄妹」としての平穏な日常へと戻っていきます。
過去のトラウマを乗り越え、生きる希望を見出したヒナコが新たな一歩を踏み出す姿で物語は幕を閉じ、殺し屋が紡いだ命の物語に温かい余韻を残しました。
ザ・ファブル 殺さない殺し屋の感想
「殺さない」という究極の制約が、単なるアクション映画を超えた深い人間ドラマを生み出していました。
復讐の連鎖を断ち切るという重厚なテーマを、エンターテイメントとして見事に描き切った手腕に感服します。
特筆すべきは、CGを極力排した生身のアクションです。
岡田准一自身が設計したという、常軌を逸した団地の足場崩落シーンは、邦画の限界を突破したと言えるほどの迫力と映像美でした。
主演の岡田准一が見せる殺し屋の顔と一般人の顔のギャップ、堤真一の底知れない狂気を体現した悪役ぶり、そして平手友梨奈の心を閉ざした少女の繊細な演技、全てが完璧に噛み合っています。
最も印象に残ったのは、ヒナコに「生きろ」と語りかけるアキラの姿です。
殺し屋が命の尊さを説くという逆説的ながらも、本作の核心を突く名シーンでした。
観終えた後、アクションの興奮と物語の切なさが入り混じった、深い感動と満足感に包まれました。
ザ・ファブル 殺さない殺し屋のおすすめ理由
前作を遥かに凌駕するアクションのスケールとクオリティが最大の理由です。
特に主演の岡田准一がファイトコレオグラファーとして作り上げた、斬新かつリアリティのあるアクションシークエンスは、日本映画史に残るレベルだと感じました。
また、堤真一が演じた映画オリジナルキャラクター・宇津帆の存在が、物語に原作とは違う深みと予測不可能な緊張感を与えており、脚本の妙が光ります。
「殺さない」というテーマをアクションとドラマの両面から深く掘り下げたことで、キャラクターの葛藤がより鮮明になり、観る者の感情を強く揺さぶります。
コメディとシリアスの緩急も絶妙で、131分という長さを全く感じさせません。
これらの要素が高次元で融合しているため、アクションファンからドラマ好きまで幅広い層に推薦できる傑作と判断し、4.2という高評価に至りました。
ザ・ファブル 殺さない殺し屋のその他情報
本作は特定の映画賞での大きな受賞歴はありませんが、興行収入14億円を超えるヒットを記録し、広く世間に受け入れられました。
前作を超えるスケールのアクションシーンは批評家や観客から絶賛され、「Yahoo!映画」で4.0点、「Filmarks」で4.0点(2023年時点)など、各種レビューサイトでも軒並み高評価を獲得しています。
特に岡田准一のアクション俳優としての実力と映画製作への貢献度は改めて高く評価され、「日本のアクション映画のレベルを新たなステージに引き上げた」との声が多く上がりました。


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