ぼくは明日、昨日のきみとデートする (2016) ネタバレあらすじ紹介

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ぼくは明日、昨日のきみとデートするのあらすじ紹介

【起】ぼくは明日、昨日のきみとデートする

京都の美大に通う学生、南山高寿は、通学電車の中で見かけた女性、福寿愛美に一目惚れし、運命を感じて声をかけます。
ぎこちないながらも連絡先を交換し、再会の約束を取り付けた高寿は、最高の恋の始まりを予感していました。
しかし、愛美はなぜか初めて会ったはずの高寿の名前を知っており、理由もなく涙を見せるなど、どこかミステリアスな雰囲気を漂わせています。
それでも彼女の魅力に強く惹かれた高寿は、彼女との距離を縮めていき、やがて二人は交際をスタートさせることになります。
彼女が大切にする「また明日」という言葉に、高寿は幸せな未来を思い描きますが、この時点では彼女が抱える重大な秘密に気づいてはいませんでした。

【承】ぼくは明日、昨日のきみとデートする

高寿と愛美の交際は順調に進み、二人は初めて手をつなぎ、名前で呼び合うなど、ごく普通の恋人として幸せな日々を重ねていきます。
高寿は、愛美と過ごす何気ない日常のすべてを愛おしく感じていました。
しかし、彼女の不可解な言動は続きます。
まるで未来を知っているかのような発言をしたり、高寿が驚かせようとした出来事を予期していたりと、高寿は次第に違和感を覚えるようになります。
そして交際30日間の折り返し地点を迎えた日、愛美はついに自身の秘密を打ち明けます。
それは、彼女が生きる世界の時間は高寿と逆方向に流れており、二人が会えるのは5年に一度の30日間だけであるという、あまりにも残酷で衝撃的な真実でした。
彼女にとっての明日は、高寿にとっての昨日だったのです。

【転】ぼくは明日、昨日のきみとデートする

愛美から告げられた真実に、高寿は激しく動揺し、すぐには受け入れることができません。
彼女が見せた日記には、これから二人に起こる出来事がすべて詳細に記されていました。
高寿にとっての「初めて」のデートやキスは、愛美にとってはすべて「最後」の経験であり、彼女はその悲しみを一人で噛み締めていたのです。
高寿が初めて彼女を名前で呼んだ日、それは愛美が彼から名前を呼ばれる最後の日でした。
この時間の流れが逆行しているという残酷な運命を知った高寿は、これまでの幸せな思い出が、実は彼女にとっては別れに向かう辛い時間であったことを理解し、絶望します。
二人の恋が最も幸せな瞬間から、避けられない別れに向かって進んでいるという事実は、高寿の心を深く傷つけました。

【結】ぼくは明日、昨日のきみとデートする

苦悩の末、高寿は残された時間を愛美のために精一杯生きることを決意します。
彼女にとってこれから訪れる数々の「初めて」を、最高の思い出としてプレゼントするために。
彼は愛美の日記に書かれた未来の出来事を忠実になぞりながら、彼女が過去に経験したであろう悲しみや切なさを、今度は自分が追体験していくのです。
そして、ついに二人の30日間の交際の最終日、すなわち高寿にとっての初日であり、愛美にとっての最終日が訪れます。
高寿が電車で初めて愛美に声をかけたあの日、それは30日間のデートの思い出をすべて胸に秘めた愛美にとっては、愛する人との永遠の別れの瞬間だったのでした。
映画の冒頭シーンが実は物語の結末であったという構成が明らかになり、高寿は、これから先の未来で愛美が経験したであろう痛みを抱きしめながら生きていくことを心に誓うのでした。

ぼくは明日、昨日のきみとデートするの感想

この映画が描く「すれ違う時間」というテーマは、一瞬一瞬を大切に生きることの尊さと、誰かの幸せな始まりが誰かの悲しい終わりでもあるという、避けられない人生の切なさを突きつけてきます。
物語の構造が明らかになるにつれ、前半の何気ないシーンの意味が反転していく脚本の見事さには舌を巻きました。
京都の美しい風景や、back numberの主題歌「ハッピーエンド」が、二人の儚い恋をより一層切なく彩っています。
福士蒼汰さんの純粋な戸惑いと、小松菜奈さんの秘密を抱えた儚い表情、特に涙の演技は、観る者の心を強く揺さぶりました。
最も印象的なのは、冒頭の出会いのシーンがラストで愛美にとっての別れのシーンとして描かれる構成です。
「また明日」という言葉が持つ重みに、胸が締め付けられました。
甘酸っぱい幸福感から始まり、やがてどうしようもない悲しみに変わっていく感情の波にのまれながらも、最後には温かい涙とともに、愛する人と過ごす時間のかけがえのなさを教えてくれる傑作です。

ぼくは明日、昨日のきみとデートするのおすすめ理由

単なる恋愛映画の枠を超え、SF的な時間設定を巧みに利用した脚本の完成度が極めて高い点が最大の理由です。
全ての伏線が回収され、物語の構造が明らかになった時の衝撃と切なさは格別で、2度鑑賞することでさらに深い感動を味わえます。
また、福士蒼汰と小松菜奈という主演二人のキャスティングが完璧で、キャラクターが持つ純粋さや儚さを見事に体現していました。
切ない物語でありながら、後味に温かさが残る点も評価しており、多くの人に勧められる傑作だと判断しました。

ぼくは明日、昨日のきみとデートするのその他情報

第40回日本アカデミー賞の話題賞(俳優部門:小松菜奈)こそ受賞しましたが、主要な映画賞での受賞は多くありません。
しかし、興行収入18億円を超える大ヒットを記録し、特に若い観客層から絶大な支持を得ました。
原作小説のベストセラー人気も後押しし、「絶対に泣ける恋愛映画」として口コミで評判が広まり、2010年代を代表する邦画ラブストーリーの一つとして広く認知されています。

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