コンフィデンスマンJP 英雄編 (2022) ネタバレあらすじ紹介

作品情報

キャスト

コンフィデンスマンJP 英雄編のあらすじ紹介

【起】コンフィデンスマンJP 英雄編

腕利きのコンフィデンスマンであるダー子、ボクちゃん、リチャードの三人は、地中海に浮かぶマルタ島に降り立ちます。
今回のターゲットは、スペインのマフィア、ジェラール・ゴンザレスが所有する幻の古代ギリシャ彫刻「踊るヴィーナス」。
しかし、計画を開始するやいなや、ゴンザレスはインターポールの捜査官マルセル真梨邑によって逮捕されてしまいます。
獲物を横取りされた彼らの元に、さらに追い打ちをかけるように悲報が届きます。
それは、彼らの師匠であり、伝説のコンフィデンスマンであった「三代目ツチノコ」ことスタアが亡くなったという知らせでした。
師の死をきっかけに、ダー子たちはコンフィデンスマンからの引退を決意。
そして、スタアの遺言に従い、「三代目ツチノコ」の称号を懸けて、仲間内で「踊るヴィーナス」を奪い合う最後のコンゲームに挑むことになるのでした。

【承】コンフィデンスマンJP 英雄編

「踊るヴィーナス」を先に手にした者が真の英雄「三代目ツチノコ」を継承する。
そのルールのもと、ダー子、ボクちゃん、リチャードによる三つ巴の騙し合いがマルタ島で開始されます。
ダー子は新米コンフィデンスマンのコックリを弟子に取り、収監されたゴンザレスに接近します。
一方、ボクちゃんは堅物のインターポール捜査官マルセル真梨邑に近づき、警察の証拠品保管庫からヴィーナスを盗み出そうと画策。
リチャードはゴンザレスの愛人に化けて、彫刻の隠し場所を聞き出そうと試みます。
三者三様の作戦が交錯する中、それぞれの計画は難航します。
ダー子は未熟なコックリに振り回され、ボクちゃんは真梨邑の正義感に阻まれ、リチャードはゴンザレスの警戒心を崩せません。
さらに、日本のヤクザ赤星栄介までもがヴィーナスを狙って島に現れ、事態はますます混迷を深めていくのでした。

【転】コンフィデンスマンJP 英雄編

ボクちゃんとリチャードがダー子を出し抜こうと奮闘する中、物語は衝撃の真実を明らかにします。
実は、師匠であるスタアの死も、「三代目ツチノコ」の称号を懸けたコンゲームも、全てはダー子が仕組んだ壮大な嘘だったのです。
彼女の真の狙いは、仲間内で競い合うことではなく、かつてスタアを裏切り死に追いやった国際犯罪組織の黒幕、ジェラール・ゴンザレス本人への復讐でした。
「踊るヴィーナス」もゴンザレスをおびき寄せるための壮大なエサに過ぎませんでした。
そして、最大の驚きは、インターポールのマルセル真梨邑の正体こそが、死んだはずのスタア本人であったことです。
彼はダー子と密かに連携し、復讐計画を進めていたのです。
自分たちまでもがダー子に騙されていたことに愕然としながらも、師匠の仇を討つという真の目的を知ったボクちゃんとリチャードは、改めてダー子に協力することを決意し、チームは再結集するのでした。

【結】コンフィデンスマンJP 英雄編

全ての真相を知り、再び結束したコンフィデンスマンたちは、師匠の復讐を果たすための最終作戦を開始します。
彼らはマルタ騎士団の末裔である架空の人物「英雄」をでっち上げ、偽のオークションを開催してゴンザレスを誘い出します。
会場では「踊るヴィーナス」を巡る最後の駆け引きが繰り広げられ、名誉と欲望に目が眩んだゴンザレスはまんまと罠にはまり、全財産を投じて偽のヴィーナスを落札。
さらには、ダー子たちの巧みな誘導尋問によって、過去の犯罪の証拠となる自白までしてしまうのでした。
その瞬間、スタア率いるインターポールが会場に突入し、ゴンザレスとその組織は一網打尽にされます。
師匠の無念を晴らし、莫大な資産を手に入れたダー子たち。
一度は引退を口にしたダー子でしたが、やはりこの稼業はやめられないと高らかに笑い、呆れる仲間たちと共に次のターゲットを求めて旅立つところで、物語は華麗に幕を閉じます。

コンフィデンスマンJP 英雄編の感想

本作はシリーズの集大成として、「英雄とは何か」という問いに見事な答えを提示してくれました。
特別な才能を持つ者ではなく、仲間を信じ、目的のために全力を尽くす者こそが英雄なのだというメッセージは、ダー子たちの揺るぎない絆を通して強く伝わってきます。
マルタ島の美しいロケーションを舞台に、二転三転どころか四転五転する脚本は圧巻の一言です。
シリーズお馴染みの小ネタや伏線回収もファンにはたまらない仕掛けでした。
主演の長澤まさみさんの天真爛漫なダー子の魅力は本作で頂点に達しており、東出さん、小日向さんとのトリオの化学反応はもはや芸術の域です。
特に印象的だったのは、ダー子が仲間たちに「あんたたちがいないと、つまんないじゃない!」と本音を吐露するシーンで、彼女の人間的な深みが感じられました。
鑑賞後は、極上のエンターテインメントを浴びた爽快感と、彼らの旅路をずっと見ていたいという愛おしい気持ちで満たされました。

コンフィデンスマンJP 英雄編のおすすめ理由

シリーズの集大成として、過去作のキャラクターやエピソードを巧みに織り交ぜながら、一本の映画として見事に完結させている脚本の完成度が非常に高いです。
マルタ島の壮大なロケーションを最大限に活かした映像美と、観客を飽きさせないスピーディーな演出は、邦画のスケールを超えています。
「師弟愛」や「仲間との絆」という感動的なテーマを主軸に置きつつも、コンゲーム映画としての騙し騙される爽快感を一切損なっていないバランス感覚が絶妙です。
レギュラーキャスト陣の息の合ったアンサンブルはもちろん、ゲストキャストも物語の重要なピースとして機能しており、俳優陣の魅力が最大限に引き出されています。
シリーズファンにとっては最高の贈り物であり、本作から初めて観る観客でも十分に楽しめる、極上のエンターテインメント作品であるため、この評価としました。

コンフィデンスマンJP 英雄編のその他情報

第46回日本アカデミー賞で長澤まさみが優秀主演女優賞を受賞したほか、大きな映画賞での受賞歴は多くありませんが、週末興行成績で初登場1位を記録し、最終興行収入は28.9億円に達するなど、商業的に大きな成功を収めました。
観客や批評家からの評価も高く、特にシリーズファンからは「シリーズ最高傑作」との呼び声が多く上がっています。
二転三転する予測不能なストーリー展開と、シリーズを通して描かれてきたダー子、ボクちゃん、リチャードの絆の集大成ともいえる感動的なラストが、広く支持を集める要因となりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました