コンフィデンスマンJP プリンセス編 (2020) ネタバレあらすじ紹介

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コンフィデンスマンJP プリンセス編のあらすじ紹介

【起】コンフィデンスマンJP プリンセス編

舞台はマレーシアのランカウイ島。
世界有数の大富豪レイモンド・フウが逝去し、遺産10兆円の相続人として、誰も存在を知らなかった隠し子「ミシェル・フウ」が指名されます。
この莫大な遺産を狙い、我らがコンフィデンスマンのダー子、ボクちゃん、リチャードも現地入りします。
彼らは、ひょんなことから出会った身寄りのない少女「コックリ」をミシェルに仕立て上げ、フウ家に潜り込ませるという大胆な計画を実行に移します。
ダー子たちの厳しい(?)指導のもと、コックリはプリンセスとしての立ち居振る舞いや教養を叩き込まれます。
最初は反発していたコックリも、詐欺師たちとの奇妙な共同生活の中で次第に心を開き、彼らとの間に家族のような温かい絆が芽生え始めるのです。

【承】コンフィデンスマンJP プリンセス編

偽のプリンセスとしてフウ家に乗り込んだコックリとダー子たちを待ち受けていたのは、当主の座を虎視眈々と狙うレイモンドの長男ブリジット、長女アンドリュー、次男クリストファーの強欲な3兄妹でした。
彼らはコックリが偽物ではないかと疑い、相続人にふさわしいか確かめるため、様々な無理難題を吹っかけてきます。
ダー子たちは、ボクちゃんやリチャード、五十嵐といった仲間たちの総力を結集し、奇想天外なアイデアとハッタリでこれらの危機を次々と乗り越えていきます。
しかし、事態は複雑化の一途をたどります。
ダー子に恨みを持つヤクザの赤星、そして天才恋愛詐欺師ジェシーや、かつてダー子の弟子だったスタアも遺産を狙って現れ、誰が敵で誰が味方か分からない、予測不能のコンゲームが繰り広げられるのです。

【転】コンフィデンスマンJP プリンセス編

物語は、フウ家の顧問弁護士によって相続の最終テストが行われる場面で、最大級のどんでん返しを迎えます。
なんと、ダー子たちが偽のミシェルとして仕立て上げた少女コックリこそが、本物のミシェル・フウ本人であったことが明かされるのです。
実はダー子は最初からその事実を知っていました。
幼い頃に母と生き別れ、孤独に生きてきたコックリの境遇を知り、彼女に本当の家族と幸せな人生を取り戻させることこそが、今回のコンゲームの真の目的だったのです。
「10兆円を騙し取る」という壮大な計画は、全てが一人の少女を救うための、ダー子流の不器用で壮大な愛情表現でした。
さらに、意地悪だった3兄妹もまた、レイモンドの実子ではなく、彼に才能を見出され引き取られた元孤児であったという事実が判明し、彼らもまた家族の愛に飢えていたことが明らかになります。

【結】コンフィデンスマンJP プリンセス編

全ての真実が白日の下に晒され、同じ境遇にあったミシェル(コックリ)と3兄妹は、血の繋がりを超えた「家族」として和解し、互いを認め合います。
ダー子は「達者でな」とミシェルに別れを告げ、彼女の幸せな未来を見届け、仲間たちと共にフウ家を去ります。
目的を達成したかに見えたダー子たちですが、物語はまだ終わりません。
実は、レイモンドが残した本当の遺産は10兆円の現金などではなく、時価総額10兆円とも噂される幻の宝石「踊るビーナス」でした。
そして、ラストシーン、ダー子、ボクちゃん、リチャードは、いつものようにちゃっかりとそのお宝を手に入れていたことが判明します。
ミシェルは本当の家族を、ダー子たちは史上最大のお宝を手に入れるという、誰もが幸せになる大団円を迎えるのです。
観客は最高のカタルシスと共に、彼らの次なるターゲットに思いを馳せることになります。

コンフィデンスマンJP プリンセス編の感想

本作は単なるコンゲーム映画の枠を超え、「本当の家族とは何か」「血の繋がりだけが全てではない」という普遍的なテーマを力強く描いています。
詐欺師であるダー子が、一人の少女の幸せのために壮大な計画を立てる姿は、歪んでいながらも確かな愛情を感じさせ、観る者の胸を打ちます。
演出面では、マレーシアの豪華絢爛なロケーションを活かした映像美が圧巻で、観客を非日常の世界へと誘います。
脚本は相変わらず秀逸で、二転三転するストーリー展開と巧妙に張り巡らされた伏線、そしてラストの鮮やかな回収は「コンフィデンスマンJP」シリーズの真骨頂と言えるでしょう。
長澤まさみさんのダー子役はもはや鉄板のハマり役ですが、本作ではコックリへの母性にも似た感情を滲ませる演技が光ります。
特に、コックリが本物のミシェルだと判明し、ダー子が彼女を送り出すシーンは、普段のおふざけとのギャップも相まって非常に感動的でした。
全体を通して、笑いと興奮、そして温かい感動が見事に融合した、極上のエンターテインメント作品であり、鑑賞後には晴れやかな幸福感に包まれました。

コンフィデンスマンJP プリンセス編のおすすめ理由

豪華キャストによる安定の演技と、マレーシア・ランカウイ島の壮大なロケがもたらす映像美は、劇場版ならではのスケール感を存分に楽しませてくれます。
前作同様、二転三転するストーリーとラストのどんでん返しは健在で、観客を飽きさせません。
特に、今回は「家族の絆」という感動的なテーマが物語の核となっており、単なる娯楽作に留まらない深みを与えている点を高く評価しました。
ただ、シリーズのファンにとっては「ダー子の目的が善意に基づいている」という展開がある程度予測できてしまうため、初見の驚きという点では前作『ロマンス編』にわずかに及ばないと感じ、満点の5.0ではなく4.2としました。

コンフィデンスマンJP プリンセス編のその他情報

第44回日本アカデミー賞において、長澤まさみが最優秀主演女優賞を受賞したほか、美術賞、録音賞で優秀賞を獲得しました。
興行収入も38.4億円を記録する大ヒットとなり、シリーズの人気を不動のものとしました。
また、本作が遺作となった三浦春馬さんと竹内結子さんの輝かしい演技も大きな話題を呼び、多くの観客の記憶に刻まれています。

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