ダイ・ハード2 (1990) ネタバレあらすじ紹介

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ダイ・ハード2のあらすじ紹介

【起】ダイ・ハード2

前作のナカトミビル事件からちょうど1年後のクリスマス・イブ。
刑事ジョン・マクレーンは、妻ホリーとの再会のため、猛吹雪に見舞われたワシントン・ダレス国際空港にいました。
空港は大雪で航空機能が麻痺している中、マクレーンは荷物室で怪しい二人組を目撃し、銃撃戦の末に一人を射殺します。
これが単なる物盗りではないと直感した彼は、管轄の空港警察署長カーマイン・ロレンゾに警告しますが、厄介者扱いされ全く相手にされません。
その頃、南米バル・ベルデの独裁者で麻薬王でもあるラモン・エスペランザ将軍を乗せた軍の護送機が、ダレス空港へ向かっていました。
マクレーンが遭遇した男たちは、元米軍特殊部隊のウィリアム・スチュアート大佐が率いるテロリスト集団の一員であり、彼らはエスペランザ将軍を奪還するために、空港そのものを人質に取るという恐るべき計画を実行に移そうとしていたのです。

【承】ダイ・ハード2

スチュアート大佐率いるテロリスト集団は、空港近くの教会にアジトを構え、そこから空港の管制システムや通信システムを完全に掌握します。
彼らはエスペランザ将軍を乗せた護送機の着陸を要求し、従わなければ燃料が切れかけている上空の旅客機を墜落させると脅迫しました。
空港警察とSWATはテロリストのアジトである教会へ突入しますが、これは巧妙な陽動作戦であり、部隊は待ち構えていたテロリストの反撃に遭い壊滅します。
この動きを読んでいたスチュアートは、報復としてイギリスのウィンザー航空114便の着陸誘導装置を不正に操作し、滑走路の手前に墜落させ、乗客乗員230人全員を犠牲にするという凶行に及びます。
墜落炎上する旅客機を目の当たりにし、その中には子供もいたことを知ったマクレーンは、激しい怒りと自責の念に駆られますが、この惨劇を繰り返させないと誓い、再び孤独な戦いを開始するのです。

【転】ダイ・ハード2

マクレーンは、墜落した旅客機のブラックボックスから、テロリストが管制塔の計器を偽装していた証拠を掴みます。
彼は空港のベテラン清掃員マービンの助けを借りながら、空港の地下施設を奔走し、テロリストのアジトである教会を奇襲、制圧することに成功します。
しかし、それはもぬけの殻でした。
一方、スチュアートはエスペランザ将軍の護送機を強引に着陸させ、将軍の身柄を確保します。
マクレーンは彼らの前に立ちはだかりますが、応援に駆けつけたはずの米陸軍対テロ特殊部隊のグラント少佐が、実はスチュアートと内通している裏切り者であることが判明します。
グラントの部隊が使用していたのは空砲であり、彼らはマクレーンを始末し、テロリストたちを大型輸送機ボーイング747で国外へ逃がす手はずを整えていました。
絶体絶命の窮地に陥ったマクレーンでしたが、機転を利かせて空砲の弾倉を実弾とすり替え、グラントの部隊を返り討ちにするのです。

【結】ダイ・ハード2

全ての黒幕が明らかになり、スチュアート大佐、エスペランザ将軍、そしてグラント少佐の一味は、用意された大型輸送機に乗り込み、猛吹雪の滑走路を離陸しようとします。
妻ホリーが乗るノースイースト航空機も燃料が底を尽きかけており、一刻の猶予もありません。
マクレーンは報道ヘリをジャックし、離陸しようとする輸送機の左翼に飛び移り、最後の死闘を挑みます。
彼はまずグラント少佐を格闘の末にジェットエンジンに吸い込ませて粉砕し、続いてスチュアート大佐と翼の上で激しく戦います。
大佐に翼から蹴り落とされてしまいますが、マクレーンは落下する直前に燃料バルブのロックを解除することに成功していました。
滑走路に叩きつけられながらも、彼は最後の力を振り絞り、漏れ出した燃料の跡にライターで火をつけます。
燃料は導火線となって輸送機に達し、機体は滑走路で派手に爆発炎上。
その炎が暗闇の滑走路を照らす着陸誘導灯となり、ホリーの便を含む上空で待機していた全ての旅客機が無事に着陸することができたのです。
満身創痍のマクレーンは、妻ホリーと感動の再会を果たし、またしても最悪のクリスマスを生き延びるのでした。

ダイ・ハード2の感想

前作の閉鎖空間から一転、空港という広大な舞台で繰り広げられる本作は、アクションのスケールと爽快感が格段に増しており、シリーズ屈指の傑作であると断言できます。
映画のテーマである「運の悪い男の不屈の闘い」は健在で、一般人である刑事が家族愛を唯一の支えに、国家規模の陰謀に立ち向かう姿には、前作以上の感動と共感を覚えました。
レニー・ハーリン監督による演出は、スノーモービルでの追跡劇や航空機の翼の上での格闘、そして旅客機墜落の衝撃的なシーンなど、派手で息もつかせぬ見せ場の連続です。
特に、マクレーンがライターで引火させた燃料が炎の道筋となってテロリストの飛行機を爆破し、その炎が妻を乗せた旅客機の着陸を導くというラストシーンは、カタルシスと映像美が完璧に融合した映画史に残る名場面です。
ブルース・ウィリスの、ぼやきながらも決して諦めないジョン・マクレーンのキャラクターは本作で完全に確立され、彼の人間臭いヒーロー像は多くの観客を魅了しました。
全体を通して、手に汗握るスリルと興奮、そして悪が一掃される痛快さに満ち溢れた、最高のエンターテイメント体験でした。

ダイ・ハード2のおすすめ理由

前作が打ち立てた「アクション映画の金字塔」という高いハードルを軽々と飛び越え、あらゆる面でスケールアップを果たしている点を最高に評価します。
舞台を空港に移したことで、スノーモービルチェイス、航空機を使ったアクション、滑走路でのクライマックスなど、アクションのバリエーションが格段に豊かになりました。
また、旅客機を実際に墜落させるという衝撃的な展開や、味方だと思っていた特殊部隊が敵だったという脚本の捻りは、観客の意表を突き、サスペンス性を高めています。
ブルース・ウィリス演じるジョン・マクレーンの「世界一ついてない男」としてのキャラクターがより深く、よりユーモラスに描かれており、観客の感情移入を強く誘います。
これら全ての要素が完璧に噛み合った、アクション映画の教科書とも言うべき完成度であり、満点に近い4.8という評価は妥当だと考えます。

ダイ・ハード2のその他情報

本作はアカデミー賞などの主要な映画賞の受賞には至っていませんが、商業的には世界中で大ヒットを記録し、前作を上回る興行収入を達成しました。
批評家筋からも、その圧倒的なエンターテイメント性が高く評価されており、「続編は前作を超えられない」というジンクスを打ち破った代表例としてしばしば挙げられます。
今日では、前作と並んで80~90年代を代表するアクション映画の傑作として不動の地位を築いており、特にクリスマスシーズンに観たくなる映画の定番としても世界中のファンから愛され続けています。

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