モータルコンバット (2021) ネタバレあらすじ紹介

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モータルコンバットのあらすじ紹介

【起】モータルコンバット

17世紀の日本。
穏やかな暮らしを送っていたハサシ・ハンゾウの一族は、宿敵である中国の暗殺者一族リン・クエイの首領ビ・ハン(後のサブゼロ)の襲撃を受け、ハンゾウ自身も妻と息子もろとも惨殺されます。
しかし、雷神ライデンが彼の赤ん坊の娘を密かに救い出し、その血筋は未来へと繋がりました。
時を経て現代。
総合格闘家として生計を立てるコール・ヤングは、生まれつき胸にある龍の痣が何を意味するのかを知らずにいました。
ある日、彼は家族と共に氷を操る暗殺者サブゼロに命を狙われ、特殊部隊少佐のジャックスに救われます。
ジャックスはコールの痣が、地球を魔界(アウトワールド)から守るための戦士の証であることを示唆し、彼を仲間のソニア・ブレイドのもとへ導こうとしますが、サブゼロとの激戦の末に両腕を失うという悲劇に見舞われてしまいます。

【承】モータルコンバット

ジャックスの導きでソニア・ブレイドと合流したコールは、同じく痣を持つ者を探す彼女と、彼女が捕らえていた粗暴な傭兵カノウと行動を共にします。
ソニアは痣を持たないものの、モータルコンバットの伝説を追い続けていました。
彼らはライデンの寺院にたどり着き、そこで同じく選ばれし戦士であるリュウ・カン、クン・ラオ、そして地球の守護者である雷神ライデンと出会います。
ライデンから、地球は魔界との存亡をかけた格闘トーナメント「モータルコンバット」で現在9連敗しており、次負ければ地球は魔界に吸収されてしまうという衝撃の事実を告げられます。
コールたちは、戦士としての真の力である「アルカナ」を覚醒させるため過酷な修行に臨みますが、闘争心むき出しのカノウはいち早くアルカナを発現させる一方、主人公であるコールはなかなかその力を引き出すことができず、苦悩することになります。

【転】モータルコンバット

トーナメントでの正々堂々とした勝利を待てないアウトワールドの皇帝シャン・ツンは、ルールを破り、サブゼロやミレーナ、ゴローといった強力な刺客たちをライデンの寺院へ送り込み、トーナメント開始前に地球の戦士たちを抹殺しようとします。
ライデンが張った強力な結界も、シャン・ツンの甘言に乗せられたカノウの裏切りによって破られ、寺院は瞬く間に戦場と化しました。
この絶体絶命の状況下で、愛する家族の危機を幻視したコールはついに自身のアルカナを発現させます。
それは衝撃を吸収し、反撃のエネルギーへと変換する金色の特殊なアーマーでした。
覚醒したコールは四本腕の巨人ゴローを打ち破る活躍を見せますが、この戦いでクン・ラオがシャン・ツンに魂を吸い取られて殺されるという大きな犠牲を払うことになります。
仲間を失った悲しみと怒りを胸に、戦士たちは各個撃破作戦で反撃に出ることを決意します。

【結】モータルコンバット

地球の戦士たちは、アウトワールドの刺客たちとそれぞれの場所で死闘を繰り広げます。
ソニアは裏切り者のカノウを殺害したことで、彼が持っていた龍の痣を受け継ぎ、エネルギーリングを放つアルカナを覚醒させました。
両腕を失ったジャックスも、強力なサイバネティックアームを装着して戦線に復帰し、見事な勝利を収めます。
そしてコールは、因縁の相手であるサブゼロとの最終決戦に挑みます。
圧倒的な氷の力を持つサブゼロに追い詰められたコールでしたが、彼は自身の血を媒介に、かつてサブゼロに殺された自身の祖先ハサシ・ハンゾウ、すなわち復讐の鬼スコーピオンを地獄から召喚することに成功します。
現世に蘇ったスコーピオンはコールと共闘し、決め台詞「Get over here!」と共にクナイを放ち、最後は地獄の炎でサブゼロを焼き尽くして長年の復讐を果たしました。
戦いが終わり、ライデンは次の戦いに備え新たな戦士を集めるよう指示します。
コールはリストに載っていたハリウッドスター、ジョニー・ケージを探しに旅立つところで物語は幕を閉じます。

モータルコンバットの感想

本作は、原作ゲームへの深い愛情とリスペクトがスクリーンから溢れ出る快作です。
物語のテーマは血筋と運命、そして自らの内に眠る力を解放することにありますが、何よりも評価すべきは、R指定を活かした容赦ないバイオレンス描写と、原作の必殺技「フェイタリティ」を忠実に再現した点に尽きます。
特に冒頭の真田広之演じるハサシ・ハンゾウとジョー・タスリム演じるビ・ハンの雪中の死闘は、静と動が織りなす映像美と圧巻の剣戟で、一気に世界観へ引きずり込みます。
真田氏の圧倒的な存在感は、本作の格を数段引き上げていると言っても過言ではありません。
地獄から蘇ったスコーピオンが宿敵サブゼロに「Get over here!」と叫ぶシーンは、ファンならば鳥肌が立つほどの名場面です。
物語の粗さや主人公の影の薄さを指摘する声もありますが、それを補って余りある過激なアクションとファンサービスへの徹底したこだわりに、興奮と満足感を覚えました。

モータルコンバットのおすすめ理由

原作ゲームの最大の魅力である過激なバイオレンス描写と個性的なキャラクターたちを、一切の妥協なく実写化した点を最も高く評価しています。
特に、物語の核となるスコーピオンとサブゼロの因縁に焦点を当て、真田広之とジョー・タスリムというアクションに秀でた俳優を起用したキャスティングは見事です。
彼らの対決シーンは本作の白眉であり、これを見るためだけでも価値があります。
一方で、新キャラクターである主人公コール・ヤングの魅力が乏しく、他の既存キャラクターに完全に食われてしまっている点や、トーナメント本戦が描かれずに終わるなど、脚本に物足りなさを感じる部分はマイナスポイントです。
しかし、ファンが求めていた「本物のモータルコンバット」を見せてくれた功績は大きく、エンターテイメント作品としての爽快感は抜群であるため、この評価としました。

モータルコンバットのその他情報

特定の大きな映画賞の受賞歴はありませんが、コロナ禍での公開であったにも関わらず、劇場興行と動画配信サービス「HBO Max」での同時配信という戦略が功を奏し、商業的には成功を収めました。
原作ゲームファンからは、キャラクターの再現度の高さや、R指定ならではの残虐な「フェイタリティ」描写に対して絶賛の声が多く上がりました。
一方で、批評家からは脚本の深みのなさや、主人公のキャラクター造形の弱さなどを指摘する声も多く、評価は賛否が分かれる傾向にあります。
しかし、その人気と商業的成功を受けて、続編の製作が決定しています。

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