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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のあらすじ紹介
【起】ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
イスラ・ヌブラル島の壊滅から4年後、恐竜たちが世界中に解き放たれ、人類との共存という新たな課題に直面する世界が描かれます。
オーウェン・グレイディとクレア・ディアリングは、人里離れた山小屋で、ジュラシック・パーク創設者の一人ベンジャミン・ロックウッドのクローンとして生まれた少女メイジーを保護しながら暮らしていました。
しかし、彼らの平穏は長くは続かず、オーウェンの相棒であるヴェロキラプトルのブルーが産んだ子供「ベータ」と共に、メイジーが何者かに誘拐されてしまいます。
誘拐を企てたのは、遺伝子工学の巨大企業バイオシン社でした。
オーウェンとクレアは、メイジーとベータを奪還するため、危険な闇市場や世界各地を巡る追跡劇に身を投じることを決意します。
この事件の裏には、世界的な食糧危機を引き起こしかねない巨大な陰謀が隠されているとは、彼らはまだ知る由もありませんでした。
【承】ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
時を同じくして、アメリカ中西部の農地では、古代の遺伝子を組み込まれた巨大なイナゴが大量発生し、農作物を食い荒らすという未曾有の災害が発生していました。
このイナゴはバイオシン社が開発した作物以外は全て食べ尽くすという特性を持っており、食糧危機を人為的に引き起こし、自社製品で市場を独占しようというバイオシン社のCEOルイス・ドジスンによる恐るべき計画の一環でした。
この異常事態を調査するため、古植物学者のエリー・サトラー博士は、かつての仲間である古生物学者のアラン・グラント博士のもとを訪れます。
エリーは、旧友であり、現在はバイオシン社で講演を行っているカオス理論の専門家イアン・マルコム博士からの内部情報を得ており、グラント博士に協力を要請します。
二人は真相を突き止めるため、ドジスンに招待される形で、イタリアのドロミーティ山脈に位置するバイオシン社の巨大な研究施設及び恐竜保護区へと潜入することを決意します。
【転】ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
メイジーとベータを追ってマルタ島の恐竜闇市場にたどり着いたオーウェンとクレアは、そこで壮絶な追跡劇を繰り広げ、元空軍パイロットのケイラ・ワッツの協力を得て、辛くもバイオシン社の研究施設へと向かいます。
一方、施設に潜入したエリーとグラントは、イアンと再会し、彼の手引きでイナゴの研究室に侵入します。
そこで彼らは、ドジスンが巨大イナゴを遺伝子操作で生み出し、世界に解き放った動かぬ証拠を掴みます。
しかし、ドジスンに計画がバレてしまい、施設からの脱出を余儀なくされます。
同じ頃、施設に到着したオーウェンたちもまた、警備システムによって恐竜が闊歩する危険な保護区へと放り出されてしまいます。
そして、施設内で保護されていたメイジーは、自分を生み出した母親シャーロット・ロックウッドが、遺伝性の病気を治すために自らのDNAを改変し、その技術が自分にも受け継がれているという衝撃の事実を知るのでした。
【結】ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
バイオシン社の保護区で、オーウェンとクレア、そしてメイジーは、アラン、エリー、イアンという『ジュラシック・パーク』の伝説の博士たちと運命的な出会いを果たします。
彼らは協力して施設からの脱出を図りますが、ドジスンは証拠隠滅のために研究室で培養していたイナゴを全て焼き払おうとします。
しかし、炎は施設全体に燃え広がり、制御不能となった恐竜たちが解き放たれ、施設は大パニックに陥ります。
最終的に、新旧主人公たちは力を合わせ、ケイラの操縦するヘリコプターで脱出を試みます。
その最中、長年のライバルであったT-レックスと、新たに最強の肉食恐竜として君臨していたギガノトサウルスが激突します。
ギガノトサウルスに追い詰められたT-レックスでしたが、そこにテリジノサウルスが加勢し、劇的な逆転勝利を収めます。
ドジスンは逃走中にディロフォサウルスの群れに襲われて死亡し、その野望は潰えました。
事件後、メイジーの持つ遺伝子情報によってイナゴの増殖は食い止められ、世界は救われます。
そして人類は、地球の新たな支配者である恐竜たちと共存していく道を選ぶことを決意し、物語は幕を閉じます。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者の感想
「ジュラシック」シリーズの壮大なる完結編として、新旧キャストが邂逅する様はファンにとって感涙ものの体験でした。
特にアラン、エリー、イアンの3人が再び揃い、現代の脅威に立ち向かう姿には胸が熱くなりました。
テーマとしては、人類と自然、そして生命倫理を巡る「共存」という重い問いを突きつけてきます。
恐竜だけでなく、遺伝子操作されたイナゴが食糧危機を引き起こすという展開は、シリーズの原点である「科学の暴走」という警鐘を現代的にアップデートした脚本と言えるでしょう。
映像美は圧巻の一言で、マルタ島でのアトロキラプトルとのバイクチェイスや、氷上でのパイロラプトルとの対峙など、息を呑むシーンの連続でした。
一方で、物語の主軸が恐竜そのものよりもイナゴ問題やクローン少女メイジーの出自に大きく割かれたため、シリーズのファンが期待する「恐竜の脅威」がやや希薄に感じられた点は否めません。
しかし、ラストでT-レックスがギガノトサウルスに勝利し、地球の生態系の一部として恐竜たちが生きる姿が映し出された時、一種の畏敬の念とともに、シリーズが辿り着いた着地点に深い感慨を覚えました。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のおすすめ理由
新旧キャストの豪華共演はシリーズファンにとって最大の魅力であり、評価を高める大きな要因です。
特にサム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムの3人が揃う姿は感慨深いものがあります。
また、CGとアニマトロニクスを駆使した恐竜の映像は圧巻のクオリティで、マルタ島での追跡劇などアクションシーンの迫力も健在です。
しかし、物語の主軸が恐竜から遺伝子操作されたイナゴに移ってしまったことで、観客が期待する「恐竜パニック映画」としてのカタルシスが薄れてしまった点がマイナス評価につながりました。
シリーズの完結編としては、やや風呂敷を広げすぎた感があり、散漫な印象を受けたことも事実です。
これらのプラスとマイナスを総合的に判断し、3.8という評価に至りました。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のその他情報
本作は、興行収入では全世界で10億ドルを突破する大ヒットを記録しました。
しかし、批評家からの評価は賛否両論であり、特にRotten Tomatoesなどのレビューサイトでは低いスコアが目立ちました。
多くの批評は、物語の焦点がイナゴ問題に偏っていること、キャラクターの動機付けが弱いこと、シリーズ完結編としての盛り上がりに欠けることなどを指摘しています。
一方で、観客からの評価(シネマスコアなど)は比較的好意的であり、新旧キャストの共演や視覚効果を称賛する声が多く見られました。
受賞歴としては、視覚効果や音響に関する技術賞にノミネートされることはありましたが、主要な映画賞での受賞はほとんどありませんでした。


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