ジュラシック・ワールド (2015) ネタバレあらすじ紹介

作品情報

キャスト

ジュラシック・ワールドのあらすじ紹介

【起】ジュラシック・ワールド

コスタリカ沖のイスラ・ヌブラル島では、かつての惨劇を乗り越え、最新技術を駆使した恐竜のテーマパーク「ジュラシック・ワールド」がオープンし、連日多くの観光客で賑わいを見せていました。
パークの運営責任者であるクレア・ディアリングは、訪ねてきた甥のザックとグレイの面倒を見る時間もないほど多忙な日々を送っています。
一方、島の研究施設では、元海軍兵士のオーウェン・グレイディが、ブルーをリーダーとする4頭のヴェロキラプトルの調教を行い、彼らとの間に信頼関係を築きつつありました。
しかし、インジェン社の警備責任者ヴィック・ホスキンスは、このラプトルたちを軍事兵器として転用しようという危険な野望を抱いています。
そんな中、パークの新たな目玉として、複数の恐竜の遺伝子を組み合わせて生み出された、極めて知能が高く凶暴な新種のハイブリッド恐竜「インドミナス・レックス」が、厳重な警備の下でその誕生の時を待っていました。

【承】ジュラシック・ワールド

パークのオーナーであるサイモン・マスラニは、インドミナス・レックスの飼育エリアの安全性を懸念し、ラプトルの専門家であるオーウェンに評価を依頼します。
オーウェンがエリアを訪れると、インドミナスは熱反応センサーから姿を消しており、壁に残された爪痕から脱走したかのように偽装していました。
これはインドミナスの高い知能による狡猾な罠であり、スタッフが内部の確認に入った隙をついて、本来のゲートを破壊し、ついに外の世界へと脱走してしまいます。
オーウェンは九死に一生を得ますが、他のスタッフは犠牲となりました。
クレアは事態を軽視し、パークの一部エリアを閉鎖するだけで収めようとしますが、インドミナスは自らの体に埋め込まれた追跡装置を巧みに見つけ出し、爪で引き剥がして無力化します。
その頃、クレアからの避難勧告に気づかなかったザックとグレイは、球体の乗り物ジャイロスフィアに乗り込み、危険な恐竜たちがいる立ち入り禁止区域へと足を踏み入れてしまっていました。

【転】ジュラシック・ワールド

立ち入り禁止区域で、ザックとグレイが乗るジャイロスフィアはインドミナス・レックスの執拗な襲撃を受けます。
強固なガラスをいとも簡単に破壊するインドミナスの圧倒的な力の前に絶体絶命となりますが、二人は機転を利かせて滝壺に飛び込み、間一髪で逃げ延びることに成功しました。
彼らは森を彷徨った末、22年前に放棄された旧ジュラシック・パークのビジターセンター跡地を発見します。
一方、甥たちの身を案じるクレアは、オーウェンと共に二人の捜索を開始し、このビジターセンターでついに再会を果たします。
しかし、安堵も束の間、インドミナスはパークの中心部へと侵攻し、翼竜たちが飼育されている巨大なドーム「エイビアリー」の壁を破壊します。
解き放たれた無数のプテラノドンやディモルフォドンは、観光客でごった返すメインストリートを襲い、パークは一瞬にしてパニックと混乱の渦に飲み込まれます。
この大混乱に乗じ、ホスキンスはついにパークの指揮権を掌握し、オーウェンが育てたヴェロキラプトルたちをインドミナス討伐の実戦に投入する計画を強行するのでした。

【結】ジュラシック・ワールド

オーウェンは、ホスキンスの強引な計画に反対しつつも、ラプトルたちを救うために自ら作戦に参加し、ブルーたちと共にインドミナスの追跡を開始します。
しかし、ジャングルの奥深くで対峙した瞬間、衝撃の事実が発覚します。
インドミナス・レックスの遺伝子にはヴェロキラプトルのDNAも組み込まれており、インドミナスはラプトルたちと意思疎通を図り、彼らの新たなアルファ(リーダー)として君臨してしまうのです。
ラプトルたちは育ての親であるオーウェンたちに牙を剥き、人間側は壊滅的な被害を受けます。
混乱の中、ホスキンスはラプトルに襲われて命を落としました。
絶体絶命の状況下で、オーウェンは再びブルーとの絆を取り戻そうと試みます。
一方、クレアは最後の手段として、パークの象徴であり最強の捕食者であるT-REXを檻から解放することを決意します。
パークのメインストリートで、T-REXとインドミナスの壮絶な死闘が繰り広げられ、そこにオーウェンとの絆を取り戻したブルーが加勢します。
最終的に、追い詰められたインドミナスは、水辺から突如現れた巨大な水生爬虫類モササウルスによって水中に引きずり込まれ、その戦いに終止符が打たれました。
夜が明け、生き残った人々が島を後にする中、T-REXは破壊されたパークの頂点に立ち、新たな島の王者として雄叫びをあげるのでした。

ジュラシック・ワールドの感想

本作は、人間が生命を創造し支配しようとする傲慢さと、それに対する自然の逆襲というシリーズの根源的なテーマを、現代の圧倒的なスケールで描き出した傑作です。
商業主義の暴走が制御不能な怪物を生み出すという物語は、現代社会への痛烈な風刺としても機能しています。
特筆すべきは、VFX技術の粋を集めた映像美と、観客の感情を巧みに操る演出です。
翼竜が観光客を襲うパニックシーンの絶望感、そしてクライマックスで旧作のテーマ曲と共にT-REXが登場する瞬間の高揚感は、映画史に残るカタルシスと言えるでしょう。
クリス・プラット演じる野性味あふれるオーウェンと、ブライス・ダラス・ハワード演じるクレアが危機を通して成長していく姿も見事に描かれています。
最も印象に残ったのは、T-REX、ヴェロキラプトルのブルー、そしてモササウルスという、本来なら敵対するはずの恐竜たちがインドミナス・レックスという共通の脅威に立ち向かうクライマックスです。
それは単なる動物の戦いを超え、神話的なスペクタクルとなって観る者の胸を熱くさせました。
鑑賞後は、純粋な興奮と恐怖、そしてシリーズへの深い郷愁とリスペクトの念に包まれました。

ジュラシック・ワールドのおすすめ理由

圧倒的な映像体験と、息つく暇もないスリリングな展開は、エンターテイメント作品として極めて高い完成度を誇ります。
特に、シリーズの象徴であるT-REXを単なる過去の遺物ではなく、決定的な場面で「最後の希望」として復活させる演出は、長年のファンへの最高の贈り物と言えます。
このカタルシスだけで高評価に値します。
一方で、物語の展開にややご都合主義的な部分が見受けられたり、甥であるザックとグレイのキャラクター造形がやや類型的で深みに欠ける点が、満点に至らなかった理由です。
しかし、それらの些細な欠点を補って余りあるほどのスペクタクルと興奮が、この映画には満ち溢れています。

ジュラシック・ワールドのその他情報

本作は世界中で驚異的なヒットを記録し、公開当時は『アバター』『タイタニック』に次ぐ世界歴代興行収入第3位にランクインするほどの商業的成功を収めました。
批評家からも概ね好意的に評価され、特にそのエンターテイメント性やVFX技術、シリーズへの敬意が込められた演出などが称賛されました。
受賞歴としては、主演のクリス・プラットが2016年のMTVムービー・アワードで最優秀アクション演技賞を、作品自体も同年のサターン賞で最優秀SF映画賞を受賞するなど、大衆と批評家の双方から高い支持を得た作品です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました